媚薬なHONEYK


ゆるくナカを擦りあげてくる優斗さんのもの。
それだけでも敏感になってる身体はまた昇りつめようとビクビク震えだしてた。
俺のを握ってた手も、様子を見るようにそっと力を緩められて上下に擦ってくる。

「……っ、あ……」

もうマジで気持ちいい。
ぽつ、と肌に滴が落ちてきて目を上げると優斗さんの頬を汗が伝ってた。

「ゆーとさん、も……っ、と」

腰に足を絡めて揺すると、口元を緩めた優斗さんが、いいよ、と腰の動きを速める。
繋がってるところがめちゃくちゃ熱い。
どちらの熱かなんかなんてわからなくて、ほんとうに一つになったみたいに感じる。

「ん、っぁ、っ……」

頭ん中が霞んできて、ぼんやりする視界の中に映る優斗さんを必死に見つめた。
俺を見つめてる目はさっきよりも潤んでて、俺と同じようにもう余裕がなくなってんのがわかる。

「も、っん、イク……ッ」

今度こそ寸止めされずにイケるよな?
ギュッと優斗さんの腕を掴んだら、俺のを扱く手が速くなって律動も激しさを増した。
イっていいんだってホッとしたのは一瞬で、全部が真っ白になるような快感に呑みこまれていく。
引き攣った喘ぎ声上げて、軋むベッドの音と優斗さんの荒い息を遠くに聞きながら、それから少しもたたないうちに全身を痙攣させた。
それを合図にしたように優斗さんの指が俺のを強く扱いて尿道をくすぐって、限界までせりあがってきてた吐射感が爆発する。
一回出したけどまた大量に熱い白濁が飛び散る。
その間も律動をやめずに前立腺をこすっては奥深くを突いてくる動きに、射精とは違う絶頂に達して背中をのけぞらせた。
焦らされてたからかいつも以上に頭の中が吹き飛ぶ。

「ひ……ッ、ぁっあ……」

目の前がチカチカして、入らねー力でなんとかシーツを握りしめながら宙に吹き飛ばされたような感覚に耐える。
その直後、呻く声が聞こえて優斗さんのものが俺のナカで膨張して脈動するのを感じた。
イキ続ける中で全部吐き出すように動き続ける優斗さんに全部痺れてく。
ようやくずるりと抜けていったときには全身脱力しきってベッドに沈んだ。
強烈な気持ちよさの余韻と、激しい倦怠感。
だけどまだ身体は熱を持ってて、喪失感に疼く後孔がヒクついてんのがわかる。
だけど、やっぱダルイ。
優斗さんがゴムの処理をしてる気配を感じながら、どんどん瞼が重くなってく。
ダルイ。
心地いい。
全然違うけど混ぜこぜになった感覚にふわふわしながら瞼が完全に落ちようとした―――。

「……っ……ぅんっ」

だけど。
欲を吐き出してぐったり萎えたはずの俺の息子が握りこまれる。
もうきついはずなのに酔いのせいかなんなのか少し擦れられるだけで俺のが勃ちあがっていくのがわかる。

「捺くん」
「ん……、あ、の……」

ゆーとさん、って呼ぶのは声にならなかった。
半分意識が飛んでる俺の唇を塞いで、ゆっくり味わうように差し込まれた舌。
優しく舌を絡め取られて、俺の呼吸がつらくない程度に動く。
肌をぴったり合わせて重なった身体で、俺のが硬くなってんのははっきり分かったんだけど、キスしていくうちに優斗さんのものも硬くなってきて俺のに触れてくる。

「……ん……、ゆー……とさん」

銀糸が唇同士のあいだで引いて切れるのをぼんやり見ながら、ようやく優斗さんの名前を呼んだ。

「捺くんの、もう元気になったね」
「……う……ん」

でも、あの―――もう。

「一晩中だったよね」
「……あの……」

俺、いますっげぇー眠いです、はい。
そう言いたいのに優斗さんがいたずらに触れてくる胸の突起や息子に身体は眠気や倦怠感なんて無視するように震えて快感を脳に送ってくる。

「まだ時間たっぷりあるし、楽しもうね」

甘いキスを落としてくれる優斗さん。
いやーもう、いいかなーなんて言いたいけど、ついへらり、とつられて笑顔を返す。

「次はどうしたい? またすぐ二回戦する?」
「……えと……」
「どうしてほしいか言って?」
「……舐めあいっこ……」

とりあえずせっかく優斗さんがやる気なんだから、俺もなんとか眠気を吹き飛ばそうとそんな提案をしてみて、レッツ69☆したんだが……。

「ひゃ……ッ、ぁっあ、んっ、もっああっ」

息子咥え込まれて後孔弄られてなんて、同時に攻められたらあっという間にぐだぐだ。

「もっ……ゆーとさん……っ、挿れて……ほしっ」

指だけじゃ足らねーって訴える身体に急かされるままに優斗さんにねだって。
んで、

「うん、どういう風に挿れて動いてほしいか言ってね?」
「……っあ、あ、あのっ、俺のっ」
「可愛いおねだりが聞きたいな」
「……」

可愛いってなんだよー!と思いながらも必死に働かない頭フル回転させて頑張ってねだった。
二回くらいやり直しさせられてから、

「っ……う、んっあ」

優斗さんのが俺のナカに挿ってきて。
そりゃーもうマジで一晩中わけわかんねーまま啼かされつづけた。
いや、気持ちよかったけどね。
ぶっちゃけ途中から記憶はなかった俺だった―――。

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