綺麗なお姉さんは好きですか?C


「お菓子?」
「……まぁ。たぶん。智紀からだけど……」
「……あー……」

なんとなく予想しつつ開ければ、やっぱりー……な中身はコンドームだった。
味付きのやつ。弾ける爽やかさラムネ味!だって。

「オジサン臭いお菓子でごめんね……。お菓子ですらないけど。実はちゃんとお菓子は用意してるからね」

慰めるように言ってくる優斗さんに苦笑する。

「大丈夫だよ。味付きゴム楽しいし。それに俺、これ結構嬉しいかも」

箱から一袋取り出す。そして座り込んでいる優斗さんのスカートの裾を少しだけ持ち上げながら上目遣いに見つめた。

「いい?」
「うん。でも」
「でも?」

優斗さんの頬が少し赤らむ。
綺麗なお姉さんな優斗さんが照れる姿とか―――見ただけで腰にキタ。

「この格好で下脱ぐのって恥ずかしいね」
「大丈夫! 可愛いから!!!」

ますますテンション上がる俺はいそいそと優斗さんの太腿に手を這わせてボクサーパンツを脱がし始めた。
スカートを持ち上げるようにして芯を持った優斗さんのものがちらり見える。
わくわくしながらスカートを持ち上げてそれを手にした。

「……っ」
「……」

やばい。
相当卑猥だ。
見た目完璧女性なのに、スカートから覗いてるのは完勃ちした男の象徴。
しかも先走り垂れ流して濡れてて、俺が手を動かすたびに脈打つ。
たまらずに顔を近づけ口に含んだ。
微かに息を飲む声が落ちてくる。
舌を絡みつかせながら上目に見上げたら髪を撫でられた。
そういや―――まだ付き合いだしたころクリスマスに俺が女装しててそのままホテルでヤったなんてこともあったな。
もう数年前の懐かしいことを思い出。
優斗さんもあのとき今の俺のように興奮してくれてたんだろうか。
喉の奥まで咥え込んで吸い上げて、ってしてたら乱れ始めた優斗さんの吐息がこぼれだした。
綺麗なお姉さんにしか見えないのに、俺の口の中で膨張して濃い先走りを溢れさせてる。
チークのせいじゃなくて赤らんだ頬が色っぽくて、もっとと俺は強く吸い上げたり玉を揉みこんだりしていく。

「……っ、捺くん……ゴム、つけてくれるんじゃなかったの?」
「……んー……そうだけど……」

もうちょっと舐めてたいっていうか、この女装姿の優斗さんを俺が悪戯したいよなー。
って思うのは男なら当然だろ!

「俺、捺くんの中に挿れたいんだけど……っ」

そう言われても、やっぱり、とまた咥え込む。
苦笑して俺の髪を軽く引っ張って弄りだす優斗さんの顔が快感に歪んで堪えるように結んだ唇から掠れた吐息が落ちてくんのをしゃぶりながら見上げてた。
あー、やばい。
しゃぶってるだけなのに、俺のはガチガチでヤバいくらいに張りつめてる。

「……く……、っは」

限界を知らせるように口の中に広がる体液の苦みが増してく。
膨張率も増して一気に追い上げるように集中して咥えて、喉奥まで上下にストロークして。
しばらくして切羽詰まったような声に、強く吸い上げながら視線を向ければ長い睫毛を震わせ潤んだ眼差しと目があった。
次の瞬間、びくん、と咥内で脈打った優斗さんのものから熱いものが吐き出される。
口の中にたまっていくそれを俺は飲み込みかけて、ふとあることを思いついて身体を起こすとそのまま優斗さんにキスした。

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