綺麗なお姉さんは好きですか?B
「っ、ぁ優斗さんっ」
悪戯開始から早々と俺はヤバい状況。
悪戯っていっても、いつもヤッてることとかわりはない。
優斗さんが俺の咥えて、後孔弄ってって。
ヤってることは同じでも視覚的なものが違いすぎる。
「なに?」
俺の息子の根元を握った優斗さんが先端をぺろりと舐めて視線を向けてくる。
そうしながらももう2本指がうまってる後孔は弄られ続けてて、俺はだらしなく熱い吐息をこぼしてしまう。
どうしたの、と言うようにゆっくりと上下に舌を這わせられて息子がびくびく脈打つ。
俺は額に腕を乗せ、ため息ついた。
「……キモチイイ……」
ヤバい、もなにもそれだけ。
長い髪が俺の脚の上に散らばってて、伏せ目がちに優斗さんが俺の咥え込んでる光景っていうのは、ものすげぇ倒錯的っていうかなんか。
マジで頭の中ぐらぐらするくらい沸騰してる感じだ。
優斗さんは男だけど、女装なんだけど顔だけ見れば女にしか見えない状況で、フェラされてーって変な気分になるっつーか。
それだけならまだしも、当然挿れられるのは俺だから後ほぐされるのも当たり前なんだけど、綺麗な優斗お姉さんに弄られてるなんて―――って俺は変態か!
「ンッ、ぁっ」
「もっと気持ちよくなってね」
可笑しそうに笑いながら優斗さんの指が前立腺を強めに擦りあげてくる。
思わず腰を跳ねあがらせてかけぬける刺激に息を乱していたら深く息子を咥えられて吸い上げられた。
俺も悪戯したい。どうせなら69でもすりゃよかったー!
と思うけど、優斗さんは攻める手を緩めることがなくて、俺はただ追い上げられる。
「っ……う、ぁ……っ、優斗さんっ」
いつもより早い、早すぎだろってくらいに大きな波が押し寄せてきてた。
早漏なんかじゃねぇ!
ただ優斗さんが綺麗過ぎて、このプレイが結構キてるだけだー!
と、心の中で叫びながら優斗さんの名前を呼んで腰を押し付けるようにすれば、一気に解放された。
イかされた、じゃなくて後孔から指引き抜かれて、息子は咥内から出された。
濡れた口元を拭いながら、優斗さんがスカートの裾を持ち上げる。
「捺くん、もう挿れていい?」
暗いからよく見えない。
でもリビングで少しだけ触ったときは普通に男物の下着だった。
女物の下着ってのも見てみたかったなー、って別に俺変態じゃないけど!!
「うん……。あ! ちょっと待って!!」
疼く身体と、暴走しかけてる思考を宥めながら起き上がる。
「どうかした?」
「俺、ゴムつけていい?」
一瞬きょとんとしたあと、優斗さんは吹き出して頷いた。
そして、
「捺くん。ハロウィンの合言葉言ってみて」
って俺に悪戯気に目を細め顔を近づける。
「……え、っと。……トリックオアトリート……?」
お菓子あるのか?
それとも今度は俺が悪戯する番!?
ちょっとドキドキテンションあがってたら、優斗さんがふっと動きだし―――身をのりだして枕元に手を伸ばしている。
四つん這いな女装優斗さんが横に……。
スカートから覗く脚を見ること数秒で、優斗さんは元の位置に戻り「はい」と俺に小さなラッピングされた箱を渡してきた。
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