その6
「ッ!」
唇噛みしめて吐射感に堪えながらゆっくり動く。
あんまりストロール長くすると辛いかなって思って、ちょっと小刻みに、前立腺に当たるように動いてみた。
優斗さんも唇噛みしめてて、苦しそうな、でも気持ち良さそうな顔をしてて少し安心する。
それにしても―――締めつけがすごい。
ぐちゅぐちゅってローション多くし過ぎたのか動くたびに卑猥な水音が聞こえてくる。
滑りはいいし、だいぶほぐれて動かしやすくなってきたけど超薄型ゴムのおかげで摩擦がリアルに感じる。
緊張しすぎか興奮しすぎかいつも以上に汗ばむ身体。
優斗さんの身体も熱く汗ばんでいて抱えている脚が互いの汗でぬるっと滑るくらいだ。
「……っあ、やば……」
気を抜いたら優斗さんのこと忘れて腰の動きを速めまくってた。
ソファがミシミシなってるのが聞こえるけど一旦上げたスピードは吐射感を高めまくって落とすことができない。
「ご、ごめ、っあ、優斗さんッ、俺もー、ンッく」
おい、俺何分もった!?
頭の端っこでちょっと気になったけど、限界だった俺はそれでも前立腺を突きながら律動し続けて―――欲を放った。
「っは」
やっべぇ、頭の中痺れるくらい気持ちいい。
息子がびくびく脈打って、溜まってたものが放出される解放感。
ゴムの中に全部吐き出すように腰を動かし続けてたら萎えるどころか硬くなったままの俺の息子くん。
「……元気…だね?」
「……ごめん」
イクの早すぎたし、しかもこのまま抜かずの二回目。ってわけにはいかないよな。
とりあえず一旦抜いてゴムをつけかえる。
「……きもち……いい?」
その様子を眺めてた優斗さんが呼吸を整えながら訊いてくる。
「うん、めちゃくちゃ……! あの、今度はちゃんとイかせるから!」
俺だけイクとかねーだろ!
俺だってテクは持ってる!
なにがなんでも優斗さんをイかせて乱れさせるんだ!
俺は闘志を燃やしてまた優斗さんのナカに息子を挿れていった。
そして―――数分後。
「……っん」
身体重ね合わせて優斗さんの唇を貪りながら焦らすように腰を動かしていた。
まだあんまり力が入らない優斗さんは舌を少し絡めるのもきついようで唾液を口の端からこぼしてる。
息継ぎのたびに漏れる甘い声と荒い息にぞくぞくしながら攻め続ける俺の下では優斗さんも腰を動かしてる。
「気持ちいーい……っ、ゆうとさん……っは」
もうだいぶ慣れたのか痛みはなさそうで優斗さんの目は欲に濡れてる。
優斗さんは俺の頬を撫でると頷いて微笑んだ。
「す……ごく、……イイよ……。捺くんの……すごく……熱い」
「……」
あー……ヤバイ。
頭の中はとっくに理性なんてなくなって麻痺してんのに、もっとおかしくなるくらい沸騰する。
もっともっと感じてほしくて優斗さんの片脚を肩に乗せると激しく突きあげた。
ミシミシどころか壊れるんじゃねーかってくらいにソファが軋む。
優斗さんの口から漏れる掠れた吐息も増していく。
俺の手の中にある優斗さんのは限界ってくらいに膨張して脈動していて。
「……ッ……く……、捺……く、俺……も……う……んっ」
ぎゅうぎゅう締めつけてくる優斗さんのナカと絶頂を予感させる声に、俺も二度目の吐射感が湧き上がってくる。
「じゃ、いっしょ、にっ」
「んっ……。捺くんの……っ、俺のナカに……出して……っ」
棹を扱きながら尿道をきつめに指先で弄って、肌のぶつかる音が響くほどに打ち付けて。
優斗さんの手がぐっと俺の首に回ってきて引っ張られて唇触れ合わせて舌絡み合わせて。
びくびく震える優斗さんの身体を絶頂に押し上げるように激しく揺さぶった。
「ッ、は、っあ」
俺の咥内に耐えきれないと言った感じの優斗さんの喘ぎが吐き出される。
それと同時に優斗さんのから熱い白濁も吐き出されて。
そして俺も数秒後、優斗さんのナカで果てた。
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