12月5日


"本編では未遂でしたが、夢かifで晄人捺が読んでみたい!晄人の本気を見てみたい!(*/ω\*)"
"アンケートの結果を見て、私も晄人の本気が見たい!!と思いました!笑"


本編でもし晄人ルートがあったとしたら、な感じで。


***



げほげほ、とむせてしまう。
ようやく口の中から松原のが引き抜かれた。
まさか自分のと松原のと二人分もの精液飲んじまうとか……。胃薬飲まなくて大丈夫かな。
顎疲れた。なんてことを考えてたらぐらりと視界が揺れた。
え、と思った俺の背にラグの感触。そして天上と、俺に顔の横に手をついて見下ろす松原が映る。
「お前、覚悟できてるんだろうな」
「……は」
松原のギラついた目はさっき以上に激しくなってる気がした。
野獣、って感じの雰囲気に思わず息飲んでたらいっきに下全部脱がされて、腰を浮かされた。
「うわっ!?」
そしていきなり、指が触れてきた。
「ッ、松原、そこっ」
「ここ、だろ? 俺とヤりたいなら使うのは」
ふ、と口角を上げた松原が鋭い目で俺を射抜く。
ネットで調べてきたから知ってる、けど。もしかしたら、なんて気で来たけど。
後孔が指の腹で触れられてぐっと押されて身体が強張った。
「……っ」
「やめるか?」
脚に松原のまだ硬いままのものが当たってて、このままヤるってことは俺処女喪失!!
いや、そうなってもいいって……。思ってはいたけど、ぶっちゃけ怖ぇ……。
でもやめるのもヤダ。
どうしよ、ってちょっと涙目になって松原を見返してたら。
「―――まぁ」
くっそ綺麗な顔をした野獣は目を細めてめちゃくちゃ妖艶に笑った。
「やめるって言われても」
ぐりぐりと、後孔に押し当てられた指が、だけどそっと先っぽだけはいってくる。
その異物感に顔が強張る。
「やめないけど、な」
影が落ちて、目を見開く俺へと噛みつくようなキスが落ちてくる。
粗っぽくて、熱いキスに俺は不安をちょっとだけ残したまま―――"やめない"っていうかわりに松原にしがみついた。


☆おわり☆

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