12月20日


"2周年企画の学園パラレルのときの朱理くんと捺くんが可愛すぎるので
またこの2人の絡みがみたいです( ´ ω ` )
ビッチ捺くんおねがいします!(笑)"


***パラレル学園。朱理×捺*



「しゅーりー」
夜、寮の朱理の部屋を訪れたのは捺だった。
風呂上がりだった朱理は上半身裸のままでドアを開けた。
「え、なに! もうスタンバってくれてたのかよ」
「……そんなわけあるか。どうしたんだ? 今日は"先生"じゃなかったのか?」
「それが忘年会なんだってさー職員全員。だからー明日から三連休なんだから、ね?」
ヤろうよ、と顔を近付け上目遣いに見つめてくる捺。
もともと美少年なのとそして年のわりに妖艶さがまとわっている。
朱理は目を眇めると、
「髪を乾かしてからだ」
と、バスルームへと向かう。
「えー。俺もうがまんできねーんだけどー」
「ほんの数分だろ。待て」
洗面台の前にたち、ドライヤーをかけはじめる朱理の真後ろに捺が立ち、抱きつく。
それを気にするでもなく髪を乾かす朱理。
「なんかたまにはこういうところでってのもいいかも?」
「……」
ガーガーとドライヤーの音が鳴り響く中で捺は手を動かし朱理のスエットパンツの中へともぐりこませた。
「しゅーり。早く乾かせよー」
捺のものには劣るが標準よりは大きい朱理のものを掌で包み込みもみしだく。
「お前、数分の待てもできないのか? 本当に猿だな」
「美少年つかまえて猿ってヒデェ! 朱理ー!」
「……」
それでも反応はなく、結局きちんと髪を乾かし終えて朱理は捺の腕を引っ張ると態勢をいれ変えた。
「それだけ煽るのならもう準備できてるんだろうな」
「もちろん。つーか昼間もヤったし、ヨユーっしょ」
ニヤッと笑う捺に朱理も口角を上げ、
「なら脚開け」
言われるままに捺は朱理に背を向けてそして自ら下半身を露わにした。
朱理の指が後孔にふれ、難なく挿っていく。
ほぐす必要がないくらいに柔らかく、朱理は指を引き抜くと捺の手技で勃ちあがらせられていた半身を宛がった。
「……っん、熱っ」
ぐ、と遠慮なく一気に根元まで突っ込む。
洗面台の鏡越しに互いの表情は見えている。
捺は眉を寄せているがその表情は明らかな快感に彩られていた。
そんな捺を眺めながら朱理は腰を動かしていく。
「は……っ、朱理っ、もっと」
煽られるままにスピードを上げ、前立腺を攻める。
快楽に蕩けるように目を潤ませ、狭いバスルームの脱衣スペースが性交の匂いで充満していく。
肉同士のぶつかり合う音が響く中、唐突に―――着信音が鳴りだした。
朱理は捺のズボンからスマホを取り出し画面を眺め捺に渡す。
受け取った捺は行為の最中だというのにもかかわらず電話に出た。
「はーい……せんせー?」
だからといって朱理がスピードを落とすわけはなく、さらに追い込むように捺の半身を握りこみ扱きだす。
「っん、あ……っ、せんせぇ忘年会も……おわった? ……ふうん……っァ。俺っ? 俺はいまなにシてる……っておもう?
―――そ、せーかい。っは……せんせぇもまざりたい?」
嬌声を混じらせながら喋る声は電話の相手にはかなり強烈だろう。
朱理も相手に聞かせるように腰を打ちつける強さを増して、そして会話中の捺を振り向かせると唇を塞いだ。
「ン……ふ……っ、ぁ……っ」
通話は繋がったまま、ふたりの熱は高まっていく。
「は……っぁ、きもちいー……ッン―――っあ、あ……せんせ……俺、もイキそ……っ。っあ、しゅりっ」
ぎゅうっと後孔が締まり、朱理はきつく眉を寄せぐっと深く半身を突き刺すと中で欲を解放した。
吐き出される熱に反応するように捺の身体がびくびくと震え、朱理の手の中の捺のものからも欲が放出される。
「っ……ぁ……ん」
朱理はぴったりと捺の背に体重をかけもたれかかりながら呼吸を整え、そして捺のスマホをとると電話を切った。
ずるり、と捺の中から半身を引き抜くと白濁が捺の脚をわずかに伝う。
「ベッド行くぞ」
「ん……」
素直に頷いて捺は手を引かれベッドへと向かい二回戦へと突入したのだった。

***

翌日―――。
「っは、せんせっ、激しいっ」
まったく昨夜と同じ状況。
自室で朱理が勉強をしていたら捺から電話がかかってきて出てみればヤっている最中という。
「……先生、わりと心狭いんですね」
どーでもいい電話だがそういうプレイなのだからと切ることはせずに、だが机の上に放置して、朱理はもくもくと勉強を続けたのだった。
「―――っあ、んっ」
天気の良い昼下がり。
静かな室内にビッチ美少年の喘ぎが微かに漏れ響いていたのだった。


*おわるーるるるー*

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