12月18日


「ネコちゃん同士でパジャマパーティーとか出来ますかっ?」

***


「今日は集まってもらったのは可愛いにゃんにゃんたちです!」
「……にゃんにゃんてなに、智紀さん」
「え、だってネコくんたちの集まりだよね?」
「そーだけどさー。なんか智紀さんてオヤジくさいよねー。そー思わない? ちーくん」
「もともとおっさんだからしょうがないんじゃないかな、捺くん」
「あっ、そーかー!」
「ひどい! ちーくんまで!」
「はいはい。とりあえず智紀さん出てって下さい」
「そーそー。智紀さんいると遥ちんとか喋りにくいし! じゃーねー!」
「えーちょーーー(追い出され)」
「じゃあ仕切り直して! にゃんこトーク始めよっか!」
「……捺くんも智紀さんとレベル同じような…」
「エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マヂ?」

***

「つーわけで! 仕切り直し! ちーくんと啓とー遥ちん、そして俺と4人でぶっちゃけトーク! のろけてもいいし、じつはこんなところがイヤなんだー!とか言っちゃってもいいよ♪ 他言無用! あ、ちなみに俺はのろけしかないけどね!」
「さすが捺くんだね」
「本当に他言無用? 下手なこといってばれたら俺かなりヤバイ気するんだけど」
「大丈夫大丈夫! 啓のあの彼氏先生なら多少なんか言っても言わなくてもドSさ変わんねーだろ」
「……お前身も蓋もない言い方すんなよ。―――実際そうかもだけど」
「……先生とののろけ……」
「遥ちんものろけしかないタイプ?」
「えっ、別に僕は……」
「葛城先生って不器用な優しいひとっぽいよね」
「ちーくんと同意見!」
「あー確かに。俺のとことは大違いっぽい」
「啓のとこはマジでドSって感じだもんな。やっぱあっちのほうも激しいの?!」
「あー……まぁ……。次の日のこととか考えなしなところがあるからそれが困るんだよな」
「平日もするんですか?!」
「えっ……まぁ」
「葛城先生は勉強にさしさわるからって週末しか……」
「うっわー! 葛城先生優しー!」
「いい先生だね」
「羨ましい。和己にも見習わせたい」
「じゃあさーやっぱ学校でとかないの?」
「えっ」
「捺くん、遥くん困ってるよ」
「えーだって気になるじゃん! 啓はどうせあるんだろ?」
「どうせってなんだよ。……あるけど」
「俺もあるけどねー!」
「「「は?!」」」
「葛城先生って優斗さんとタイプ違うけど優しそうだもんな〜」
「……和己だって優しいところあるんだからな。この前はヤリすぎて動けなかったらおんぶしてくれたし」
「……汐井くん……それ」
「……や、優しいですよね!!」
「おんぶいいな。今度優斗さんおんぶしてあげようかな」
「捺くんがするの?」
「交代でし合いっこ! ちーくんだって智紀さんなら喜んでしてくれそうじゃん」
「どこに連れて行かれるかわからないからいい」


*おわる*

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