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「……早っ。二回目だっていうのに早過ぎだろ、優斗」
しかも萎えてないってどういうことだよ。
甲斐崎さんいったいどんな媚薬手に入れたんだ。
強いって副作用とかないのか?
効きすぎだろってくらいの効果を発揮してる媚薬のせいで優斗はぐったりしつつもまだ余裕がないようにも見えた。
もちろん俺は一度だって出しちゃいないし、早く突っ込みたいから白濁を後孔に足してぬりこむようにしながら一気にほぐしていく。
「俺の挿れたらまたイクんじゃないの」
耳朶噛みながら囁いてはみたものの、こんなこと言ってイかなかったら俺バカだなーとちらり考える。
まーそこはイってもらえるようにがんばってみるかな。
いやしかし優斗イキまくって明日動けなくなるんじゃないのか。
荒い呼吸を吐いている優斗は少しぼんやりとしたようすで窓にもたれかかっている。
その表情はガラス窓に映し出されていて、ガラス越しっていうのにエロさが伝わってくる。
ガラスを優斗の熱い吐息が微かに曇らせるのを見つつ指を動かしていたら、
「あつ……い」
と優斗がネクタイを緩めた。
「脱がせてやるよ」
ネクタイとワイシャツだけだった優斗から全部はぎ取っていく。
俺はまだなにも脱いでないのに、優斗はもう窓際で全裸で―――って本当、
「エロ……」
煽られ過ぎて俺の半身は限界。
優斗の首筋に吸いつくと身体を震わせ後孔の俺の指を締めつけてくる。
身体中キスしてやりたくなりながらそうはせず昂ぶりすぎてる俺の半身が脚に押し付けた。
「優斗、どこか触ってほしーところある? 前立腺はいまこうして擦ってやってるだろ? 他は?」
肉壁と前立腺を擦りあげるたびに漏れ聞こえる甘い声。
触れて欲しい場所を全部言わせてみたい。
そうしたら好きなように弄ってやるのに。
もちろん言われなくても弄りはするけど。
掠めるように胸の突起を指先ではじくと、
「っ、んっ……ぁっ」
たったそれだけなのに背中をしならせて一層目を潤ませる。
「ほら、ゆーと?」
「……っ」
もうちょっとしたらやっぱりベッドに移動しよう。
いや一回俺もここでヤって、そしてベッドで思う存分食わせてもらおう。
焦らすように何度も突起を触れるか触れないかくらいで弄っていたら俺の思考力を根こそぎ奪わないと気が済まないらしい優斗の掠れた声が煽情的に響いた。
「―――……たい」
「え?」
「……早く、智紀の……っ、んっ……で、こすられたい」
「……」
後日甲斐崎さんに媚薬をどこで買ったか教えてもらおうと真面目に思った。
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