今度は俺が優斗を窓側に向けさせて押さえつけた。
上着を脱がせてズボンを脱がせて後孔に半身を擦りつける。
素股のようにして擦りあげて先走りで濡らす。
甲斐崎さんのことだからローションとか部屋に用意しているだろうけど探す手間が惜しい。
いまはそんな余裕なくて何度かぐりぐりと押しつけながら優斗の半身を握りしめた。

「っ、ん」
「ゆーと、ローションないし、もう一回出せよ」

耳元で囁くと身体を震わせながら優斗が肩越しに振り返る。

「媚薬効果で何回でも出せるだろ? 最後は空になるかもだけど」

薄く笑う俺に少し文句を言いたげに、でもやっぱり物欲しげにその瞳が揺れる。

「……なら……空にさせてみれ……ば」
「……」

優斗に媚薬は危険だな。
こっちまであてられておかしくなりそうな気がする。
煽られるまままた唇を触れ合わせた。
貪りあうように舌を交り合わせる。
ぐ、と少ないぬめりで指を挿しこんでいく。
びくり、と優斗の身体が大きく震え、追い打ちをかけるように半身を扱く。

「ン……っふ、ぁ」

前も後も弄られて刺激が強いせいか優斗の舌の動きが鈍くなってくる。
手の中の優斗のものはあっというまに二度目の欲を吐き出せそうなくらい硬くなっていた。

「んな、気持ちイイ?」

早く白濁出させて後孔に塗りこんで指増やしてほぐして、っつーか、早く突っ込みたい。
舌先を軽く噛んで、こぼれた唾液を舐めとりながら息を吹きかける。
煽情的に歪んだ顔で優斗は微かに頷くと離れていった俺を追いかけるようにして唇に噛みついてくる。
―――あーもう、ほんっと、ビデオカメラないのか。
録画保存しておきたいくらいにクソエロイ。
後手に俺に触れようとしてきて、だけどもうそろそろまたイキそうなのか力が入らなくて俺のは悪戯に焦らされてる感じでますます突っ込みたくなる。
滑りなんてほとんどないけど気をつけながら二本目の指を挿入して、ゆっくりと肉壁を押し広げる。
きつく狭い後孔は俺の指をぎゅっと熱く締めつけてくるわ、様子見だからあんまり動かしていないのがもの足りないのか微かに腰を揺らしてくるわ。

「優斗……。もうイケよ」

やっぱローションとってくるか?
急がば廻れっていうしな。
じれったくて優斗の半身を強めに擦りあげて、そしてきつい中でも前立腺をぐりぐりと擦れば、

「ッ……く、んっ……とも……っ」

二度目の熱いしぶきがまた俺の手の中に広がった。

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