酒も結構飲まされたのかアルコールの匂いが咥内に充満する。
乱れる舌の動きを制するように絡みつかせながら優斗の下肢に手を這わせた。
キスは続けながら優斗のものを取り出す。
ソレも同様に熱く昂ぶっていた。
媚薬の効果なんだろう。いつ達してもおかしくないくらいに張りつめた半身はいま触れたばかりだっていうのにぬるりと濡れていて上下に擦りあげれば触れ合わせた唇の隙間から甘い吐息がこぼれてきた。
抵抗することなくされるまま俺の舌を吸い上げてくる優斗。
エロ過ぎるだろ、と俺のも反応しかけるっていうか反応せずにはいられないけど、いまは抜くこと優先。
あーでもスーツ汚れないようにしなきゃな。
ティッシュとりに―――いく暇なんてないってくらい濃厚なキスになってるから俺は役得とばかりに優斗の咥内を味わいつつイかせるために扱くスピードを上げる。

「……っ、ぁ」

微かに身体を震わせる優斗に脈動する半身。
早いな。
でもまぁ薬飲まされてずっと我慢してただろうし―――、と鈴口を弄りながら追い立てるように摩擦を送った。
優斗の手がきつく俺の腕を掴んで交わっていた舌の動きが止まる。
咄嗟に包み込むように優斗の半身を先端から握れば手の中に熱いものが吐き出された。

「ふ……ッ……は」

ゆっくり舌を抜いていったら銀糸が引いて目を潤ませた優斗が顔を紅潮させて息を乱している。
―――突っ込みたくなるんだけど。
本当間にあってよかったよ。こんな状態ならあっというまにバリバリ甲斐崎さんに食われてただろうな。
恐ろしい……。
しかも白濁を吐き出したばかりだっていうのに優斗のものは硬いままだ。
強めのを飲ませたって言ってたし……もうちょい抜かなきゃか?
次は口でするかなー。
白濁をどうしようか、そのまま半身に塗りつけて舐めとりゃいいか、と優斗の身体を窓にもたれさせる。
そして膝まずいて完勃ちした優斗の半身に舌を這わせ口に含む。

「……っ、んっ……智紀……っ」

優斗が俺の髪を掴んで相当艶っぽい声で俺の名を呼んでくる。
もうまじで下半身に響くんだけど。
吐精してるから独特の精臭が余計ムラムラさせてくるし。
白濁を舐めながらしゃぶりつづけてたら、ぎゅっと頭に置かれた手に力がこもって―――優斗の掠れた声が落ちてきた。

「……智紀……、うしろ……は?」
「―――……は?」

思わず顔を上げれば熱っぽく俺を見ていた優斗と視線が絡みあった。

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