白蛇様C


「……イ……ッ……あ、っ……そんな、とこ……や……ぁ」

異物を受け入れたことどあるはずのない排泄器官に白蛇が侵入する。
硬すぎない白蛇の身体がざらつくようにして哉巳の後孔で蠢いた。

「んっああ、いやだ、んっ、は……ぁあっ」

圧迫感と違和感に苦しくなる。
だが半身は数匹の白蛇によって弄られ、胸も擦られてと苦しさを上回る快感に襲われていた。
哉巳の半身からは先走りが溢れだしている。
それを味わうように白蛇たちが赤い舌を出し舐め取っていく。

「っ……あ、んっ……や、だぁ……あッ」

後孔では苦しさしかなかったはずなのに不意に腰に痺れが走った。
中で白蛇が頭部をこすりつけるように一点を攻めているのがわかる。
そのたびに前を弄られるのとはまた別な刺激に襲われるのだ。
哉巳は三点を攻められ思考力が奪われていく。
いつのまにか涙は快感によるものへと変わっていた。

「ん……っひ……ぁ、んっ」

松明に照らされた御座の上で哉巳は四肢を震わせ口元から唾液を垂らし喘ぐ。
焦点の合わない哉巳の顔に影がかかる。
白蛇様が顔を覗き込むようにし、赤い舌を哉巳の顔に這わせた。
口元へと入りこみ、哉巳の舌を引きずりだし絡みつかせる。

「……う、ん………ん……ッイ」

そして痛みが舌に走った。
白蛇様の牙が刺さったのだ。
滲む血を赤い舌が舐めとり、白蛇様は再び身体を蠢かせる。
哉巳は眉を寄せた。
すでに快感に支配された身体。
それがさらに熱を帯びたように感じたのだ。
舌先から熱い痺れがはしり全身に蔓延していった。
白蛇様は全身を絡みつかせたまま頭部を下へとおろしていく。
後孔から白蛇が抜けていき、白蛇様の尾が挿入された。
前もまた白蛇たちが退き、白蛇様の咥内に哉巳の半身は飲み込まれる。

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