白蛇様B


残りの白蛇たちは脚の根元へと近づき―――。

「ッ、うわあ!? ひ、いっや、やだ、なに!?」

新たな感触に目を見開いた。
排泄器官であるはずの場所に白蛇たちが触れてきたのだ。

「ひぃ……っや、やだ、なに、やだっやぁ」

白蛇が頭部を後孔に押し付けてくる。
もちろんすんなりと入るはずもないがわずかにこじ開けられた後孔から白蛇たちの細い舌が入り込む。
不快感に哉巳は身をよじったが、さらに次の瞬間別な刺激が加わる。

「ひゃ……んんっ……ん、やっ」

白蛇たちが哉巳のまだ幼い半身に触れてきたのだ。
薄紅色の半身に白蛇たちは絡みつき動き出す。
締めつけられる感触と擦るように動く感触に不快感ではない別の感覚に囚われる。
それは明らかな―――快感だった。
一度だけ哉巳は自分で触ったことがあった。
兄と風呂に入ったときに互いの性器の話になったことがあり、そのときに処理の方法を訊いたのだ。
哉巳はそのころ包皮が剥けたばかりのころだった。
精通はまだだったから興味半分に訊き、そのあと自分で触ってみた。
だが快感を得るにはいたらずに他意を持って触れることはしなくなった。
それがいま白蛇たちに触れられ背筋を這う刺激に半身が硬くなりはじめている。

「んっ……や、やだ、やだ……っ」

強烈な刺激。
それが気持ちいいということだと―――認めたくないがわかる。

「やぁ、そこ触るなよ……ぉ……っ、んっあ、な、ん」

半身への刺激に気を取られていた中にまたひとつ刺激が加わった。
白蛇様が身体をくねらせるように動く。そして上半身へとのぼってきていた白蛇たちもまた胸板を這い、半身による刺激で立ちあがっていた胸の突起を擦るように動き出した。

「ん、んっ」

二点への刺激に身体を震わせている間に白蛇がゆっくりと頭部を沈めて行く。

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