杉浦作品(いちラキ)感想


12年3月号

例によって、S◇の感想です。
もう本当ーっにクライマックスですね。。。ダメだ胸が痛い……。いつも以上に支離滅裂文章ですが、よければどうぞ読んでやってください。




千艸の「千」は『千年の寿命』の「千」かよ…そしてもうタイムリミットが近いって…うわあああああああ。いや、どっちか片方が残っても残された方のことを思うとしんどいので、2人一緒で良かったというべきなのか…いやでも彼らには生きてほしいし……!と悶々としております。


羅貫の回路の寿命を見てしまったり、羅貫の目を通して自分の寿命を見てしまったりした千艸は初めは言葉もなかったろうなあ、これ。
羅貫君が衝撃のあまりの残りの寿命を車のガソリンに例えてるところが、羅貫らしくて
微笑ましいと同時に、本当に泣きたくなりました。


羅貫と皇子の寿命がもう残り少ないと知って、必死に止めようと叫ぶ成重さんの気持ちもとてもよく分かるけど、「だからこそ戦いたい」という皇子の気持ちも痛いほどわかるんで、すんごいジレンマです。

誰だって、自分の生きた証は残したいだろう。皇子が「楽しそう」だと成重さんが感じたなら、それは本当に皇子は羅貫と闘うこと・向かい合って自分を出し切ることが本当に楽しくて嬉しいんだろう。
お人形みたいだった皇子が躍動感溢れる感じになってくれたのは、純粋に嬉しいです。嬉しいんですが、よりにもよってこんな形というのが……。もっと普通の出来事で自分の「生」を実感して欲しかったよー…。


皇子は金隷の力を吸い取って自分の力に変えて戦うから、金隷も皇子と同じくらいの寿命になるのか。覚悟とか思いの強さとかすげーな…金隷…変態紳士とか言っててごめんよ。
皇子の笑顔が今までで一番幸せそうで可愛くて泣けてきます。もう羅貫とうり二つじゃないか…っ!すげー可愛いですよ。抱きしめたい!頭ぐりぐり撫でぐりたい!!


もう両陣営4人とも全部、ほぼ同じ条件下で戦ってるんですね。力が拮抗してるから、その辺は見ててちょっとわくどきするのは不謹慎だろうか…?
戦い方とか作戦とか、今まであまり見られなかったのが見れて面白いです。


皇子に金隷がいたように、羅貫にも傍に「お互いがお互いのものだ」と言い合える相手が、千艸がいて本当によかった。好きだとかなんだとか、そういうのは突き抜けちゃってるんだよなあ、この2人も。

千艸の前では羅貫の言葉が雑になってるのを見て、ああいいなーと思いました。しかし心の中のセルフがダダ漏れって、それはそれで照れるんでないか?羅貫…と思ったら早速千艸の恥ずかしいセリフが(笑) いやもう裏切らないよね!千艸!
でも本当にかっこいいですよ。2人とも!!



千艸と羅貫の寿命の話を聞いた時の、警備隊や宮処の人たちの衝撃を受けた時の反応がよかったなーと思います。特に警備隊と金隷サイドの人が顔を見合わせて絶句してるコマ。もう敵という感覚はないよな?
まだ先の話になるけれど、世界を立て直す時はお互いに手を取り合ってやっていける状態にあると思ってます。まあ、そもそものこの世界の常識が覆されちゃったんだから、反目する必要ももうないんですものね。



真珠さまー!!真珠様としての意識はすでにないだろうに、最後まで助けてくれてありがとう超ありがとう!!
色んな物事の中心にいた、本当に重要人物(蛇神?)だったなあ。



ラスト。
やっぱ沈んでいく2人を助けるのが羅貫だよなあ。見殺しにはできないもんな。
次回で皇子が文句か憎まれ口をたたきそうですが(笑)



しかし私もバカなので、今回の話で皇子が「金隷と私の生きた証」と2人まとめて言ってくれてるのが嬉しくて仕方なかったです。いや、もうアホですわ。今の2人なら日常生活でボケとツッコミのバランスのいい夫婦漫才やってるような気がするんで、そんな2人を見てみたかったわー。


4人とも生きて、欲しいなあ。


どうでもいいけど、濡れ髪の皇子が可愛くっていいな。愛でたい(台無しだお前…)


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