■「SILVER　DIAMOND」

相変わらず見事なチームワークでそれぞれの役目を果たしてる、そんなお話でした。
色んなところで各々話が同時進行。みんな頑張って！
血の効力が切れて倒れていく面々の、羅貫たちへの信頼が揺るぎなくてさすがだと思いながら読み進めていきました。

メインで会話のある人たちはどれもみんな切羽詰ってる感じで、読んでてこう、手をわきわきさせてしまいます(苦笑)　余裕なく崖っぷち。妖芽サイドほぼ全員は特に。


夜明さんの作った薬、とりあえず2人とも飲まなくて良かったー。羅貫の言葉に少し反応してたので、ちょっとでもいい方向に心を動かしてくれたらいいなあ。
珍しく本気で憤ってる千艸を不憫に思いつつ、千艸の過去の記憶を見てしまった彼もたまらないだろうなあと、思わず嘆息しました。私だったらやるせなくて絶対泣くわ。


一方の宮＆白琵VS夜明さん。
自暴自棄の夜明さんに昔の自分を重ねてみてる白琵が何とも言えませんでした。そうだよな、色々知らなかったもん。知らなきゃ分からないよな。
でも宮さんと夜明さんのやり取りは鋭いナイフでの傷つけあいみたいで見てて痛い。お互いの「何で分かんないんだよ！？」っていうもどかしさがモロに伝わってくるので余計かなあ…。


ブログにも書きましたが、夜明に「白琵いじめるんじゃねえ！」って怒ってくれた宮さんや、泣きそうになりながら必死に夜明に希望を伝えようとする白琵の姿に胸が締め付けられて、どーしようもありませんでした。

キチンと帰る家も食べるものも傍で愛してくれる人も当たり前のようにあった夜明さんの方が幸せ感じてないってのもやるせないです。あああ。


夜明さんを説得するために言い募ってた白琵ですが、宮さんはまさか白琵があんな風に自分のこともフォローするとは思わなかっただろうなー。すべて終わったら「あの時あんな風に言うと思わなかったぜ」とかいつも通り弄りつつも労わってくれたらいいな！とか。とか夢見てま（ｒｙ　　　ほら、今回お互いをフォローし合ってるし！
宮さんと白琵の2人でいるとうまくバランス取れてていいような気がします。


萌えてる場合じゃないんだけど、ここはだいぶ萌えさせていただきました(^^;)
いやだって、いじめるな！ってシーンの宮さんの後ろの白琵の顔とか、夜明さんの説得に掛かってる白琵を見る宮さんの表情とか見てたら、たぎるなって方が無理。。。
お互いの認識が変わったつーか、ちゃんとお互いを改めて認識したように感じられたのです。そのままお互いが特別な存在になってしまえばいい。（相変わらずフィルターかかってます、スミマセン；）



ラストの方の千艸のセリフ『それでも　やるけれど』に不安を掻き立てられてます。覚悟なんてとっくに決めてるっぽい羅貫の表情にもね…。えーと…前後の展開みてるとアレ、樹を何とかしちゃうと代わりに千艸に悪いことが起きたりしないかい…？棘の樹が銀色に変わった、って明らかに千銀関係ありますよね？ちょっと上手く言えないんですが、普通の害のない植物に変える云々じゃなくて、「銀色」に変わったのってなんか別の意味がありそう。…そんなことないかな…。


羅貫が今回アレ？ってなってたけど、妖芽の原材料って結局なんなんでしょう？核心に触れるような疑問ですが、次回辺りに答えもらえそうかな？


最後で『銀色』に反応する各人の姿がありましたが、成重さんはこれで目が覚めてくれたらいいな。間一髪で千艸と羅貫は間にあったのだし、サノメをちゃっかり連れ出そうとしてるお母さんは許せないけども、やっぱ手にかけちゃいけないですよ。成重さん！！姑な成重さんに戻ってくださいー！



今回の和みは我刀さんでした。いいなあ、おっさん！カッコいいよ！！本当に真面目でいい人だ。ちゃんと自分で考えて動ける大人な人が敵側にいてくれてよかった。
またしても動けない皆の変わりに独りで頑張ろうとする灯二の助っ人にこの人が現れてくれてすげー嬉しいです。
「また人手か！？」ってこめかみに青筋たてつつも絶対手伝ってくれるよ、この人(笑)世話焼き苦労性っぽい我刀さんが好きです(笑)

ここのシーン、珍しく語尾にハートマークつけてえへって感じでお願いしてる灯二が可愛かった！


そういやこっちに来たのは我刀さんだけだったのかな？他のメンツも動ける人は来てて助けてくれたら嬉しいのになあ。
ていうか、妖芽主従が目覚めた（動けるようになった）時に、誰か妖芽サイドの人でなおかつ冷静に対応できそうな人にもその場にいて欲しいんだ…。夜明さんは多分、冷静にはなれないと思うから…。
あ、羅貫たち4人も無論その場に揃ってて欲しいのだけど。


今の章に入ってからハラハラしっぱなしです。うわー続きが早く読みたいけど何か怖いー。。。
今月コミックスが出たので来月は休みだろうと思ってたんですが、来月もちゃんと連載あるんですね！良かった！！


あ、全然関係ないけど、来月号は久々に帝国兄弟が読めたり、赤白たまごが最終回だったりするんで、そっちも楽しみです^^



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S◇21巻、描き下ろし感想。


これもブログの方にも書いたんですが、ザクロとクロの切なあったかいお話でした。
そっか、「クロ」は「（ザ）クロ」だったんですね。。。
どんだけ皆のことを好きーと思っても、皆から可愛がられても、それは自分じゃなくて表に出てるクロの方、自分（ザクロ）じゃない…って考えてたのかと思うと寂しいですが、白琵の呼びかけに応えてああいう風に思ってくれたんだとしたら、ホント嬉しいなーと思います。
勇気出して行動してよかったな、白琵！ちゃんと伝わってるよ！

しかしザクロは初めから感情あったのか。。。反応が可愛くてたまんないです。椿といいクロといいザクロといい、先生の描かれる動物達はホントかわいいな！


ところで今回の表紙、よく見たら雑誌掲載時に見てましたわ。切り抜きが手元にあった；1人切れちゃってるし、やっぱ全体図が見たいですよー！


今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました！