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「………………ヒル魔」
「なんだよ」
「……………なに…これ?」
「ニップルリング。特注だぜ」
「っそーじゃなくて!ちょっと痛くするだけって言ったじゃねぇか!!」
「そうだ。ちょっと痛かったろ」
痛くするのだって(ちょっとは)嫌で(軽くは)抵抗していたのに。
「〜〜〜〜〜〜ッ、勝手に付けてんじゃねぇよ!外せっ」
「外さねぇし、外させねぇよ。それより………さっき出したばっかなのに元気だな。痛いの気持ち良かったか?」
耳元でニヤニヤ笑いながら言われれば。
見るとペニスは痛いくらいに勃起していて先走りが溢れてる。
さっきまでは感じられなかった熱を急激に感じてしまう。
「気持ちいんだろ?」
ヒル魔はリングを引っ張った。
「ん、くぅ………ッゃ、めろ…って、言って……ぁ、あァっ」
乳首がじんじんする。
痛くて気持ちいい感じ。
「やめろって言う割には可愛い声出すな」
くく…と笑いながら言うとヒル魔は手を離した。
未だにペニスは熱を持ったまま解放されない。
手錠を嵌められているせいで、自分で抜くこともできない。
「…ヒル魔……………」
どうしても甘えてるような、それでいて媚びるような声になる。
「ルイが。止めて欲しいって言ったろ?」
いつもは俺の言うことなんて無視するのに、このときばかりはそれを受け入れるヒル魔。
いい性格してるぜ。
耳朶を舐め上げられてクチュ…と舌が耳の奥に入ってくる。
「っん、ふぅ……ン」
カチャカチャと手錠が鳴る。
実はコレも好き。
「お前手錠も好きだよな、あとこれも」
ヒル魔が俺の目の前に持ってきたのは、ローター。
やっぱり俺ってマゾかも。
こうやって見せられただけで期待している俺がいる。
「どこに、欲しい?」
わざとゆっくり区切って言われた。
ヒル魔の怒っているような笑っているような支配者の眼が情欲の色を宿す。
その眼に逆らえなくて俺は口を開いた―――