ksxx5

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at first



香ばしい匂いがしてきた。
後ろから見てるとそそる。
まじ誘ってんじゃねーの。
毎回思っちまう。
さっきの反応を見る限り、多分ルイは大丈夫だ。
つーか俺が我慢できねぇ。
問題はすんなり行くかだな。
………あれ使うか。
糞銀髪から貰ったやつ。






















* * * * * *





















「…そそる」

ナンカキコエマシタヨ。
もうちょいで出来ちまうのに振り向けねーじゃん。
後ろからめっちゃ見られてる。
いつもよりガン見。
視姦!?

「…ルイ」

や、頼むから低い声で名前なんか呼ばないで。

「………なに」
「ヤりてぇ。ホントはあと2日待つつもりだったけど無理」

2日後って。
クリスマスかぁ。
意外とロマンチック…
なんて思ってたら後ろから抱きしめながらキスされた。
しかも何か飲み込んだ。
ゴクンていった。

「……っ…ン……、…っ…は…」
「飯後でいいから、な?」

うそ、ここで?
ヒル魔の手、がッ!

「………ベッド…」

オイオイ何を言う俺の口。
ここは止めるところだろ。
ベッドって促してんじゃねぇよ。

「…ヤるからな」

言われて押し倒された。
気が付けばいつの間にかベッドで。
ホントにするんだって他人事みたいに思った。

「ルイ」

普段からは想像もつかないような顔で、声で、名前を呼ばれる度にビクビクしてる。
すっげぇ恥ずかしい。
でもヒル魔すごい待ってくれたし、なんか…俺も変な気分になってきたかも。
もしかしてさっきのって銀からの?

「…ヒル、魔ッ…さ、きの…っ?」
「糞銀髪のに入ってた催淫剤。弱いやつだから安心しろ」
「っ、ん…」

人に脱がされるのってすごく恥ずかしい。

「…ッ…っ……。…ッ……ん」

声出そう。
女みたいな。

「……っ…。……。っ…ァん」

ァんって!?
恥ずかしくて死にたい…

「我慢してんじゃねぇ」

我慢…するだろう普通。
必死に噛み殺すしているとぺろりと唇を舐められた。

「っャ……っ、………。ッ…ひぁッ、ん!!?」

そのせいか、我慢してたのに自分のじゃないみたいな声が漏れた。

「っゃ…ちょ、…どこさわ・て…んッ」
「乳首」

平然と言って退けるヒル魔に羞恥心が煽られる。

「ゃ…っ、……ッ…んっ…」

やば…気持ち良くなってきた、かも…

「ん……ぁっ、…ぁッ!ゃ、だぁ…」
「気持ち良くねぇ?」

舐めんな。
ついでに聞くんじゃねぇ。

「…ァ、っ…ん。…んっ、ぁ…ンんッ!!」

今なら恥ずかしくて死ねると思う。
多分。
ツ、とヒル魔の舌が下に向かう。
腹筋をなぞった先は―――

「ッ…ひるっ、ぁンんッ!!」

咎めるように発した声が嬌声に変わった。

「ャ…ヒル、魔ぁ……ンっ、ん、ひ・ぅ…ッ」

ヒル魔の舌が自身を這い回り、熱い口内に招かれる。
いつもはアメフトの為に使われる手と指が俺の………ッ。
水音と嬌声に混じった吐息だけが部屋を支配する。
おかしくなる。

「ァっ、ぁ、ひ・ァっん!ヒぅ、魔っ…」

口を塞ぐ為の両手は意味を成さない。

「やっ…ぁ。…め、だめっ・だ…はなせっ…ッ」

イきそう。
なのにヒル魔は相変わらず。

「っンン!あ、ゃ・でる…っャ。はなせッ、てっっ!ヒル、っ…あッ、っ…く、ゃアぁっーーー!!!!!」

吐き出されたはずの白濁はヒル魔の口内に留まり、飲み込まれた。
嘘だろ。

「は…ッ、ん……なん、で…」
「勿体無ぇだろ?」

口を開けて見せ付けるように言われた。

「っ…離せ、って言った…ん、ッッ!!!?」

突如下に冷たい違和感を感じた。

「ヒルっ…ッ!?」
「冷たかったか」
「ん、っ…なに…」

見ればピンクのボトル。

「ローション。慣らさねーと出来ねぇから」

言われてそれが後孔に塗り込められているのが感じられた。
それはもう、傷付けないよう、丁寧に。
労ってくれるのは有り難いけど。

「大丈夫だ、から」
「ぁ?」
「…大丈夫だから、ッ」
「焦れってーから早くシろってか」
「そんなこ、とっ…ぃッ・てね、ぇ」
「………お前処女だよな」

ちょ、何。

「っ…初めてだからお前にも無茶苦茶待たせたんだろーが。ここまで来るのにどれだけ大変だったか知ってるんじゃねぇの?」
「………糞…葉柱のくせに。鳴いて縋っても止めねぇぞ」
「カッ!止める気なんてねぇくせに」
「ケケケ、まぁな」

ニヤリと笑ってヒル魔の首を抱き寄せて自分から口付けた。
ヒル魔もニヤリと笑って互いに口内を貪り合う。

「っ、ん………っ……!!」

ゆるゆると撫でていたヒル魔の指が後ろをつつく。
かと思えばナカに少しずつ入って。
徐々に徐々に埋まっていく。
俺特有の長い舌を弄びながら。
器用、だな。
その間にもナカに埋まった指を動かされ。

「………ッ。……、…ん…ぅ…、……、……。っ……」

口から唾液が溢れる。
息が苦しい。

「…っん…ぁ…ふ……ッ」

漸く離してくれた頃に二本目が入ってきた。
焦らすみたいにゆっくりされる。
もどかしいような、そうでないような。

「ここ、が前立腺な」
「っンん!!」

軽くそこ…を押されて躯がビクンッと跳ねた。
そして更に指を増やされ。
今では合計三本の指がナカで蠢いている。
そして前立腺…と思わしき所を掠められてビクビクしてる。

「っん…は……ぁッ・ァ、ん…ッ…」

ときどき胸を愛撫され、赤色が増える。
突起を舐められる。
ヒル魔は丁寧に愛撫を施してくれる。
それこそ、気が狂いそうなぐらい。
あまりの刺激に瞳から涙が溢れ、シーツに落ちた。

「痛かったか…?」

それに気付いたヒル魔が全ての行為を止めた。
躯は火照り、今にも叫び出しそうなぐらい強い衝撃を欲しているのに。

「ちが、ッ…」
「無理すんな」

滅多に聞けない言葉も今この時だけは苦痛に変わってしまう。

「…カッ、ちがうってんだろ!いいから続けろよ!」

言った瞬間ヒル魔の眼が妖しく光ったのは見なかったことにしたい。
それでなくても恥ずかしいのだから。

「ッ、ぁ…」

ヒル魔の指が出ていき思わず、という風に声が漏れた。
やっぱり止める気なのか。

「向き変えろ」

言われてちゃんとシてくれることに少なからず嬉しかった。
すげぇ恥ずかしかったけど俯せになった瞬間、今までとは違う感触が後ろを襲った。

「っひ、ぅ…ンんッ!!ぁ、ャ。んっ!」

ナメラレテル。
気付いた頃にはまた指に変わっていた。
いきなり奥まで入ってきて激しく抜き差しされる。

「ぁ、ァんッ!ゃ、もっ…!んぅ…っ、ヒル・魔…ッ!!」

また涙が落ちて。

「なんだよ」

オカシクナル。

「も…いい、からっ…ぁんッ!も、ィれてっ!!」

ぇ、今…
言った瞬間ヒル魔の指がナカから出ていき熱いモノが宛がわれた。
ヒル魔の。

「挿入れるぞ」

聞くなって。

「…ん…」

無意識のうちに応えている自分が恥ずかしい。
なんて思っていたら。

「―――ッ!!!」

ヒル魔のが挿入ってきてる。
明らかに指とは違う質量に泣き出したくなる。

「…ッ、ん………、……っ…!」

ヒル魔が丁寧に解してくれたからなのか、少しずつ挿入っていくことに驚いた。

「………はい、ったぜ…」

すっげ、熱くてドクドクいってる。
俺で感じてくれているのに嬉しくなった。

「大丈夫、か…?」

お前の方が辛そう。

「だいじょぶ…ッ」
「…動くぞ」

声の直後に動かれた。

「――ッ、ん、っン!」

最初はゆっくり前後に。

「……ぁ…ァ、あっん…」

徐々に激しくなって手だけじゃ支え切れなくて、思わず枕を抱き寄せた。
でもそうするとケツだけが上がってしまい、更にヒル魔のを咥えることになる。

「ッ!!ひゥ、っ…ァ、やぁ…んんッ!!」

入口付近から最奥に向かってピストン運動を繰り返される。

「は、ぁ…っ……ヒル、魔ぁっ…!!」

出そう。
既にシーツには先走りが迸っている。

「ヒル魔、ッ!ヒルっ魔ぁ…んッッ!!」
「ッ、ルイ…」

互いに名前を呼び合って後ろからキスされた。
舌を絡ませ合うときの水音が厭らしい。
全身性感帯になったみたいにビクビク痙攣してる。

「……っ…ん、ンっ…は・ァっ…あぁぁぁッッ!!!」

前立腺を激しく突かれるのと同時に前を扱かれてイった。
それと同時にナカも締め付けたみたいで。

「………ッ、く…」

ドクドクッと飛沫を感じた。
ヒル魔のが流れ込んでくる。

「ッん…」
「っわり…着けなかった」

お前を感じたかったから、なんて言われたら。

「ん……」

嬉しいじゃんね?

「……ッ…」

ヒル魔のがずるりと抜け出て。
それと同時に太股に伝う白いもの。
ホントにヒル魔としたんだって思った。

「…ルイ」

頬に額に唇に、口付けが降ってきた。

「ヒル魔…」
「風呂…どーすんだ?」
「いい…」
「下すぞ」
「………………」
「…おい」
「あとで…入る…」
「お前な…」
「……………ヒル魔…好き…」
「俺も好きだ。手放せねぇ」
「………俺、も。ヒル魔がいなくなるなんて考えらんね、ッ」




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