ksxx5

http://nanos.jp/ksxx5/

at first



あれから殆どベッドの上で過ごした。
クリスマスボウル見たり。
抱き合ったり。
セックスしたり。
12月25日火曜日0時過ぎ。
半日後には部活。


「…Merry Christmas,ルイ」
「メリークリスマス。ヒル魔………これ…」

中身は迷いまくって上質のマフラーと手袋にした。
QBに大事な手とか肩とかいつも寒そうだし。

「もう1個も貰えるのか」
「………?」
「既に貰ったぜ?お前を、な」
「カッ……」
「俺からは…これな」

俺の好きなシルバーアクセブランドの箱。

「…開けてもいいか?」
「おー」

中から出てきたのはゴツめのリング。
見れば内側に文字が彫ってある。
《love you,Rui》

「……………カッ……恥ずかしい奴…」
「うるせぇな、いらねーなら返せよ」
「…………サンキュ」
「……おぅ」



































「おはよ」
「…はよ」

プレゼントを交換し合ってから一緒のベッドで抱き合って眠った。
目覚めればヒル魔がいて。
3日間一緒にいただけなのにずっといたみたいに感じられる。

「お前午後練だよな」
「ぇ?うん…」
「寝直そーぜ」

言われて抱きしめられた。

「…うん」

自らヒル魔に擦り寄って。
キスして。
されて。
目を閉じた。
外は雪が降りそうなぐらい寒いけれど、ここはすごく温かい。
初めて好きな人と過ごせたクリスマス。




Fin.

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -