【会話文多め】
「うっ、ううっ…うわぁぁぁん、カラ松ぅぅぅ!」
「おわっ?!なっ…!どうした舞鈴!」
「どっ、どうしたじゃ、ないわよぉぉぉおお!」
カラ松が行方不明になったって聞いてから一週間。私にはすごい長くて苦痛の時間だった。やっと戻ってきたと思ったら傷だらけで松葉杖付いてるし何なのよもうっ!
「…舞鈴?」
「一週間も、どこに…言ってたのよっ…」
「あぁ…すまん。気がついたら病院だったんだ。」
気がついたら病院…?どゆこと?じゃあ何、その怪我は知らぬ間に出来たの?カラ松大丈夫なの?!
「で、でも…無事に戻ってきて、よかったぁぁぁ…!」
「舞鈴…」
ーーーギュッ
「えっ!」
「なぜか無性に名前を抱きしめたくなったんだが…片手でしか抱きしめられなくてすまない。」
「そんなの、気にする必要ないよっ…!」
「ははっ、ありがとう。」
「それより、その傷はどうしたの?」
「ああ、これか?これはマイブラザー達に…」
「……そう。あのクズニートたちにやられたのね。」
「え、ちょ、舞鈴?!」
あのクズニートたちは帰ったらコテンパンにしてやろう。こうみえても私、空手有段者だからね。覚悟してなさいよ!