【会話文多め】
ーーーダダダダダッ、バンッ
「うわっ!舞鈴ちゃん?!どうしたの、そんなに慌て、て………え、その手に抱えてるのは、何?」
「チョロ松どうしよぉぉぉぉおおおお!」
泣き叫ぶ私にチョロ松が落ち着いてと声をかけてくれる。
「まず、何があったのか説明してもらえる?」
「あ、あのね…おそっ、まっ、遊ぼって…部屋っ…バンって…ちっちゃくっ…!」
「いや、全然わかんねーから!とりあえず泣き止んで?!」
深呼吸して落ち着いた私はもう一度最初から話し出す。
「おそ松と遊ぼうかなと思って、この家に来たんだけどね。おそ松がいつもいる部屋の襖を開けようとしたらいきなりバンって音がして。慌てて中を確認したら既におそ松がちっちゃくなってて!しかも体だけじゃなくて思考も何もかも幼児化してるの!!」
肩で息をするくらいにはチョロ松に訴えれた。
「なるほどね。多分それデカパン博士の薬か何かを飲んだんだと思うよ。そのうち戻ると思うし、可愛いおそ松兄さんと遊んでたら?」
「そ、そうなの?じゃあ、遊ぼうかな…」
「よかったね、おそ松兄さん。舞鈴ちゃんが遊んでくれるってさ。」
「…あーうっ!」
かっ、可愛い…!鼻血でる。ほっぺプニプニだし両手で抱き抱えられるし。何このおそ松可愛すぎでしょ。
「…欲しい。」
「え?舞鈴ちゃん?」
「おそ松ずっとこのままならうちに欲しーい!」
「いや、戻るから!」
「あいあい!うーあっ!」
「おそ松?今のそんなに楽しかった?」
「う!」
もう一度おそ松を胸にギューっと抱きしめるとキャッキャと嬉しそうに笑う。
「こんなのが楽しいの?」
「あーい!もっか!もっか!」
「え、もう一回?」
「うーあっ!あいあい!」
おそ松が元に戻るまで永遠とこれをやり続けた。やってる途中で元に戻ったおそ松をぶん殴ったのは言うまでもない。