ーーー数時間前



「なぁ〜、カラ松〜。」

「どうした?おそ松。」

「いや、今の俺と二人だしそのカッコつけるの止めない?」

「あーー…うん、そうだな。」

「ところでさ、カラ松。」

「ん?」

「お前ってか………」

「か……?」



ーーー可愛いよな。



いやいやいやいや、何言おうとしてるのかな俺!誰にも言わないって決めたばっかじゃん!確かにカラ松は可愛いけど!特に俺にしか見せない弟っぽいカラ松がすごく可愛いんだけどさ!言っちゃダメだからね俺!




「何を言おうとしたんだ、おそ松兄さん?」

「あ、いや、なんでもねぇよ。」

「??そうか?それならいいが…。」

「おっ、こんな所にトッティのスマホ発見!確か1011だったかなぁ…っし、ビンゴ!」

「おい、おそ松兄さん。勝手に開けるのは良くないんじゃないか…?」

「大丈夫だって。」



さーてと、うちの末っ子はどんな画像を保存してるのかなぁ?お兄ちゃんすっげえ気になっちゃうよ〜。




「お、おい、おそ松兄さん…流石に画像とかは不味いんじゃないのか…?」

「カラ松〜、お前もうちの末っ子がとんな画像に興味を持って保存してるのか、気になるだろ?」

「いや、でも…」

「まーまー、いーからいーから。……あー…なんだ、意外と普通だな。自撮りばっかじゃん!」

「トド松、勝手に見てすまない…」



トド松居ないから聞こえてないけどね。いない人にまで謝っちゃうカラ松の優しさ?いや、誠実さか。それが俺は大好きなんだよなぁ。



「なぁ、おそ松兄さん。」

「うん?」

「うちの末っ子は普通でよかったな!」


ーーーニコッ




えぇぇぇぇ、何その笑顔!いつものフッとか気取ったやつじゃなくて、フワッ、ニコッてやつ!可愛すぎる!



ーーーパシャ



「あ、やべっ。」

「ん?パシャって何の音だ?」

「…気のせいじゃね?」

「…そうか。うん、そうだな。」