「ニートたち〜!梨を向いたから食べなさい!」

「「「「「「やった〜!!」」」」」」

「やっぱ梨うめぇ〜!」

「梨は最高だな」

「梨を食べる時のカラ松兄さんは普通だよね。」




はい、そこの君!なんでニート?とか思ったでしょ!そうなんです、俺達六つ子はニートなんです!まあ、俺も自己紹介で一生ニートがいいって言ってたから薄々感づいてたとは思うけど。え?なぜ撮影してたかって?俳優じゃないのかって?残念、俳優という職業には付いてないんですねぇ。実写版おそ松さん限定のキャストなんだよなぁ。まあ、そのお陰でそれなりに収入もあるんだけど。



「っておいぃぃぃい!もう俺の分の梨ねぇじゃん!」

「おそ松、梨はすぐに無くなるものだ。」

「何カッコつけて言ってんだよ!イタイよカラ松!」

「なにっ、おそ松とこか痛むのか?大丈夫か?」

「いや、そうじゃなくてね…。まあいいや。」

「???」




とまあ、うちの次男のカラ松はイタイ厨二病者。4人の弟達のためにカッコイイ兄貴になろうとしてる、すげえ優しくてイタイ俺の1番目の弟。ここだけの話、俺はカラ松を好きだったりする。そういう意味で、だ。まあ、言うつもりはないけどなぁ。だって、兄弟の中にホモがいるって、弟達が可哀想だもんなぁ。ははは。




「あーあ、暇になっちゃったなぁ……ん?あれ?ちょ、なんで僕のスマホのパスワード変わってるの?!変えたの誰?!」

「あ、やべっ…」

「…おそ松兄さん?どこに行くのかな?」

「いやぁ、便所?」

「嘘でしょ!パスワード変えたのおそ松兄さんでしょ?!早く教えてよ!」

「……ごめん、忘れた…」

「はぁぁぁぁ?!ちょ、なにそれおそ松兄さん!忘れたとかホント勘弁してよ!これじゃ使えないじゃん、バカ松兄さん!!」


ーーードスッ


「ぐはっ……」

「もうバカ松兄さんなんて知らないっ!」

「……おそ松、大丈夫か?」

「ほっといていいよ、カラ松兄さん。」

「トッティ…」

「だからトッティって呼ばないでって言ってるでしょカラ松兄さん!」

「はい…」