「ちょちょちょ、おそ松兄さん!」
「んあ〜?」
「それ僕の!僕のだから!ちょっと勝手に使わないでよ!」

ーーーバシィッ

「痛っ!!」


<はい、カットー!お疲れ様。>


「ふぅ〜いってぇ〜。」
「ごめんね、おそ松兄さん。」
「いや、撮影だししょーがねぇだろ。」


今日はおそ松さん実写版の撮影。ちなみに俺達はアニメおそ松さんの元となった六つ子の兄弟。


「おそ松兄さん、トド松。2人で撮影の余韻に浸ってないで読者の方に挨拶しないとじゃない?」
「わぁーってるって、チョロ松。んじゃ、俺!松野家長男、松野おそ松!一生ニート生活してたい頼れる長男!」
「フッ…。松野家次男、松野カラ松だ。孤独と静寂を愛する男…」
「イタイって、カラ松兄さん。あ、僕は松野家三男、松野チョロ松。この中で常識人は僕だけだよ。」
「チョロ松兄さん、自分だけ常識人アピール?…僕、松野家四男、松野一松。こんなゴミクズみたいな存在、一緒にいるのも嫌だよね…。」
「ハイハーイ!次!僕っ!僕ね、松野家…五男!松野十四松!野球する?!」
「十四松兄さん、野球はやらないよ。あ、最後は僕ね。松野家六男、松野家トド松だよ!兄さん達にトッティって呼ばれるのは嫌だけど、みんなはトッティって呼んでいいからね?」
「トッティあざとっ!アザトッティ!」
「おそ松兄さん黙ってよ!」
「はいはい、二人とも落ち着いて。今日はもう撮影終わりだから帰るよ。」
「フッ、マイスイートホーム…」
「カラ松兄さんもわかったから、帰るよ。」

それでは皆さん、これから僕達六つ子をどうぞ宜しくお願いします。
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