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「でも、今捕まったらこのゲーム終わっちゃうけど。」
『え?なんで?』
「せや。生き残りの人数はなんと3人や。」
『その三人に任せればいいじゃん。』
「舞鈴、よぉく考えてみたってください。」
『うん?』
「残りの人数は?」
『だから、3人だろ?』
「この場にいる人数は?」
『えーっと、いち、にい、さ、3人!』

え?ちょ、待て待て待て待て!生き残りって、まさかの私たち!?嘘っ!なんで?みんないつ捕まったんだよえぇ!?はあ、こんなに体力のない私が捕まってないのに………テニス部体力なっ!とか思いつつ携帯を開くと、

『あ、本当だ。めっちゃ連絡きてる。』

てか、報告のメールしかきてないってどういうことなんだよ!ミッションは?この逃走中のミッションはどうなってんのさ。え、何?管理人が面倒臭がって書かないって?………管理人しばく。

ヴーヴーヴー………

「今度はなんやねん。」
「コレってちょっとしたイジメっぽいっすね。」
『イジメとかいやだわー』

《---ミッション---

今から30分後にハンター100体を追加いたします。
これを防ぐには、合宿所内のどこかにある扉3つを封鎖して下さい。
検討を祈っています》

『…………ウザッ!!!イジメだろコレ、絶対仕組んでるだろマジ最悪だな管理人!』
「ちょ、無茶苦茶すぎっすわ。」
「でもさ、封鎖しなきゃいけない扉は3つなんでしょ?人数も3人。3人になったところで発生するようになってたんじゃない?」
『確かに………』

そうなんだけど、そうなんだけども!ここでもしも100人放出されたら私まじ捕まるよ?まあいいけどさ。でも恐怖だよね、この範囲内にハンター100体もうじゃうじゃいるとか考えただけでも気色ワルッ!鳥肌たちそう。なんて、考えながら隣をみると、何やら二人で考え込んでいるマイロードたちがいた。うん、かわいい。

『何考えてんの?』
「あー、だいたいの扉の位置っすわ。まあ、もう検討はついたんで。」
「あとは誰がどこを担当するかだけ。」

え、なにそれ二人とも頭い〜!そんな、扉の位置とか全く検討もつかないんですけど、私の脳みそは鶏サイズかもしれない。なーんてね、はっはっは!……………マジはよ終われ!

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