只今授業中。
私の苦手な古文の授業。
というわけでサボるべく屋上へGO!
と思ったんだけど、先約がいたみたいなんだよね。
でもサボりたいし、早くしないと白石に見つかっちゃうし。

○先約と気まずい感じになる
●白石に見つかる

2択を迫られた私が選んだのはもちろん

--->先約と気まずい感じになる

ま、どんだけ白石嫌やねんって言われたらおしまいやけど。

勢いよく入った屋上から聞こえてきたのは風の音。
さっきまで先約が何かしていたんだけどな…
ま、いいや、寝ちゃったのかな?
高い所が好きな私は屋上のさらに上をのぼった。
と、そこにいたのは…

『あれ、光?』

お昼寝中の光でした。
寝顔とかめっちゃかわいいんやけど!
写メ撮りたい!あ、ケータイ忘れた。

光「んー…―」
『かわいい!ちょっとくらいなでなでしてもいいよね?』

光のフワフワな髪をなでなでする。
意外とさらさらな事にビックリ!

光「ん、せ、んぱ、い…?」
『あ、ごめん。起こしちゃった…?』
光「起こされました。」
『ご、ごめん!』
光「ええですよ。ところで今何時間目ですか?」
『えっとね、3時間目。』
光「さよですか。ほな俺、そんなに寝てへんわ。」
『うん、私が起こしちゃったから。』
光「先輩の所為とちゃいますよ。ところで、舞鈴先輩。」
『ん?何?』
光「なんでサボってはるんですか?」
『あー、うん。古文だから。』
光「古文、嫌いなんですか?」
『うん、嫌いってか眠くなるから苦手w』
光「俺も一緒です。3時間目は古典なんすよ。せやからサボり。」
『同じやな!』
光「そうですね」

フッと笑みをこぼした光は大人っぽい。
てか、メッチャかわいいねんけど!
どないしたらええ?ねえ、ウチはどないしたらええ?!
なんか、キュンってするんやけど!
光が可愛過ぎて今なら死ねる!いや、死にたくないけども!

光「舞鈴先輩、ホンマおもろいですね。かわええですよ」
『え、ホンマ?光もメッチャかわええよ!』
光「さよですか。でも、かわええよりカッコええの方が嬉しいですけど。」
『あ、そっかそっか。でも、私はかわいい子の方が好きやで!』
光「ほなかわええでええです。」
『?』

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