ちょっと変わった贈り物

跡部景吾


私が付き合ってる人


でも皆には私たちが付き合ってることを
知られてない
いや知られてはいけない


『ねえ跡部。ねえねえねえねえねえねえねえねえ』


「なんだようっせーな」


『ひ…ひどい』

「俺様はいま忙しいんだ」

『ねえ跡部今日なんのひか知ってる?』



「んなことしらねーよ」

頭になにか
たらいのようなものが落ちてきたように感じた



『グスッ』


いつもなら平気なのに今日は
涙があふれてきた



「おい。なにないてんだよ。」


『だ…だって…跡部私たちが付き合ってることも皆に黙ってるし、冷たいし…私だけすきなんじゃないかっておもって』



「はあ…ったく」


ため息をつき
どこかにいってしまった



ま…まさか
愛想つかされたんじゃ。
このまま別れるとかなったらどうしよう



そう思っていると


タタタタン
校内放送が流れる



「生徒会長の跡部景吾だ」
そこにはさっきまで
私の隣にいた跡部の声だ



みんな廊下はざわざわしている
女子からは
跡部様と口々にしているこえもきこえる



でもその女子たちの歓声は次の跡部のひとことで悲鳴にかわる



「おい。お前らよくきけ。俺様には女がいる」

言っていいの?
そう思いながらも跡部は次々に喋りだす


「ちなみに、今日はホワイトデーの日だろ?りな。俺様が忘れるかよ。ちゃーんとおぼえてるぜ」



まわりから
りなってまさか?
とゆうようなざわざわ感が聞こえる



皆の視線がこっちにくる


睨んでる女子も多数いる


一人の女子がすごい顏でこっちにくる

「ちょうしにのってんじゃないわよ」


そおいわれので私が反抗しようとしたその時

ふいに誰かに頭に手をおかれる



「俺様の女になんかよーか?」


そこにはさっきまで
放送してた跡部がいた


「跡部」


するとまた視線が私たちにあつまる


「こいつが俺の女だ」


そおいい
私をだきよせた



「ふっ。悪かったな。
今日がホワイトデーだってこともちゃんと覚えてたぜ。これが俺様からのおかえしだ」



そおいって
私にキスをしてきた


「これからは毎日皆の前でしてやるよ。覚悟しとけ。アーン?」

それもそれでちょっとこまるけど
私にとっては忘れられないホワイトデーになりました


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