おかえしわ…

また紙
〔音楽室〕


音楽室にいくと
そこにはまた紙
〔視聴覚室〕


視聴覚室にいくと
また紙
〔体育館〕


こんな手のこんだことするのは
ユウジしかいない
いや確実にユウジだ
今日授業中に
紙がまわってきた
〔放課後理科室にこい。こなしばくぞ〕


しばくぞ言われたら
行くしかないよね


そして理科室に行った結果これだ
次々に紙がおいてあって
指定の場所に行ったらいない
ユウジどーゆうつもり?


〔体育館〕
ここにいなかったら
最後にしよう


そお思った



体育館に行くとやはり案の定誰もおらんかった


『またか…もお帰ろ』


「ちょ!待てや。ここにおるわ」
そこにはステージの上に立っていたユウジがいた


『やっといた!!てかどーゆうつもり?』


「いや…その意味はない」

『はっ?ちょ!どーゆうこと?』


「いややから」
『ここまでしといてなんもないていみわからん』


少し怒りが込み上げてきた


「だー!!やから今日はホワイトデーやろ//やからその.」


そーだホワイトデーだ
あたしすっかり忘れてた

まさかユウジが覚えてるなんておもってもなかった


『やからその何?ニヤ』
ユウジが面白くてついからかってしまった


「しなすど…ホワイトデーやけど何も考えてなくて気づいたら放課後やったんや。せやから時間かせぎにと思たんやけどなんもおもいつかんかった」



いつになくユウジがへこんどる


『ユウジ…おかえし考えてくれとったん?』


「...//」

ユウジが少し赤くなってた


『おかえしなんていらんよ』

「そーはいかんやろ」


『ニヤ…じゃあ』


そおいってあたしは
ユウジに飛び込む形で抱きついた



「うお、//なんや」


『おかえしいらんからちゅーして』


「はっ?あほか」

『なんで?』


「いやなもんはいやや」


ユウジがあまりにも拒否するから
ユウジから離れようとした時


『お…おかえしやったらええけど』


ユウジはバンダナをぎゅっと握ってゆった


『ほんま?』

「おん//」


そうして私は
体育館ステージのうえで
最高のおかえしをもらった最高のホワイトデーの話




(ユウジ部活おらへんおもたらなにしとんねん)
(ユウジも中々やるたいねー)(てか!おかえしにならええってどんだけくさいセリフゆうとんねん)
(ま、けんやサンには絶対ゆえんでしょーけどね)



(お前ら…)


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