嫁なんかやってられるか(鬼滅 宇随or杏寿郎夢?)
2019/10/20

転生した先は鬼滅の宇随天元の嫁候補でした。マジかよ。

私は貧乏な家の子供として生まれて売られて忍びの一族である宇随の家に齢3の時に買われた。
年齢差が酷過ぎるのでまだ生き残るかも分からないので嫁候補である。
立派なくのいちとして虐待レベルに教育されているので生き残れるとまったく期待されていなかった。実際何人も買われた子は死んでいった。
まあ自分の実子もほぼほぼ死んでいるくらいだしね! ハードモード極まりない!

ただ私の場合前世の知識も合ったし、転生した特典なのか結構天才肌だった。
まあ実力を出しすぎると逃げ出す際に面倒臭そうだったのでそれなりにできるね小さいのに頑張るね程度の実力しか出していなかったけど。
そう逃げ出す気満タンである。

別に宇随はイケメンだし、原作のように良い人で隠れて甘い金平糖をくれたり気にしてくれる優しい人なので嫌いではない。
嫌いではないけど。

何年か忍びの修行をしてから宇随は原作通り他の三人の嫁も一緒に連れて里から抜けるとまだあどけない幼女である私に伝えた。
一緒に来るか答えは聞いていないけど的なテンションで誘われた言葉に私は間もあけずに頷いた。
一人でもそうするつもりだったし。まあついでに恩人である宇随の里抜けを助けるのも恩返しとして悪くはないだろう。

そう思える程度にはチートに近いのではないかと思うくらいに私の実力は強かった。隠しているけど(重要なので何回も言います)

そうして宇随や他の嫁を守りながら里抜けをして、さてこれから一緒に暮らそう。
大丈夫お前らのことは俺が守ってやるみたいな話をしだした時に私は首を横に振った。

「すいません。私は別に暮らします」

そう告げた私に宇随は思ってもいなかったのか目を見開き、嫁三人もそれぞれなんでと声を上げた。

「私はもっと世間を知りたいですし、それに一夫多妻はちょっと」

前半嘘で後半は本当だ。世間なんて別に前世の記憶で知っているし。
一夫多妻はやはりちょっとね。
宇随ファンの人から見たら贅沢な悩みかもしれないけど、私は伊之助派だから。たぶん同い年くらいだろうし。
◯ツゴロウさんみたいに伊之助の頭をおーよしよししてみたい。

「なのですいません。私はここから別行動します。今までありがとうございました。お気をつけて」

原作のとおりならみんな、いや、宇随は腕と片目を失うので五体満足ではないけど生き残るので心配はいらないだろう、そう告げて私は踵を返した。
女性陣は危険だからと引き留めようとしてくれるけど、後ろ髪を引かれることもない。

後ろから宇随の視線を感じてはいたけど何も言われなかった。


そんな感じで年齢や実力から鬼殺隊に入隊する。チートに近いので余裕だけど隠して柱にならないようたしている。入隊理由は年齢とこう見えて良い子なので鬼から人を助けたいのと、杏寿郎を守りたいなと思って。なので彼の下につく。たぶん継子になる。
呼吸は全部使える(表立っては火の呼吸)得意は桜の呼吸がいいな。

夢主が入隊した一年後に宇随も鬼殺隊に入る。
何か困ったことがあればいつでも頼れとか、柱になった後俺の下に入らないかなど勧誘してくれるけど、杏寿郎を守る目的もあるので断る。

杏寿郎を死なない程度に助けて宇随も死なない程度に助けて二人が引退してからちゃっかり柱になるかもしれない。

恋愛としては引退した杏寿郎に共に生きよう! と告白? されたり。
すれ違い様に去ろうとした肩を宇随に捕まれて戻って来ないかと真剣な様子で告げられる。
まず間違いなく伊之助が現れたらきゃわわと普段見せない笑顔で構い倒すので嫉妬イベントが起こる。



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