龍馬の手紙



昨日放送の歴史秘話ヒストリアの感想と云うか覚え書きをば〜


昨日の内容は、先日発見された龍馬さんが生きてる内最後に書いただろう手紙についてでした。
こんなん見付かっただけでも相当なめっけもんですが、色々新発見もあったりして何其れ超ロマン感じる!!

と云うか先ずこんな貴重な手紙が、民家に置いてあったのが驚きですよね。テレビ取材が其の女性に当たらなければ、もっと発見が遅れていたかもしれないしと云うか、そもそも価値の解らない奴によって適当に処分されてしまう可能性だってあった訳です。若しくは保管してても子供が破いたり汚したりして読めなくなってしまったりとかも有り得なくは無かった訳です。
そう考えると時と共にある劣化程度(だとテレビでは思ったけど此れは実際に見た人の意見の方が良いかもしれません)で世に今になって出てきたのは物凄いことだと思うのです。


いい加減内容に入ろう。

龍馬さんは筆まめな性格で、恐らく脱藩してからだと思うのですが、解ってるだけでも140通もの文を送っているとのこと。
其の中でも一番多いのは乙女姉やん宛の手紙。つまりは主に坂本家宛の手紙ですね。此れが15通だったかな?次に、龍馬を金銭面で援助したらしい伊藤助太夫さん。彼宛は14通(確か乙女姉やんより一通少ないだけだった筈)。
しかし一番多い乙女姉やん(家族)でさえ15通くらいってことは、かなり色んな人・色んなところに手紙を送っていただろうことが想像出来ます。女子か。

龍馬さんの手紙にはオノマトペ(ヒストリア内では普通に擬声語と言ってました)が多くて、彼はあの時代には珍しい話し言葉で手紙を書く人。
劇場版薄桜鬼第二章中に、千鶴に宛てた土方さんの手紙が出てきたと思いますが、手紙の文をみきしんがそのまま読んだもんで「候」とか普通に付いてたじゃないですか。
アレが本来普通の形の筈で「ぞよ」とか方言そのままの語尾を手紙で書くのは、珍しいのです。目上の人間には勿論土方さんみたいな書き方だったでしょうが、気になるのは乙女姉やん宛がこういう形だって云うことで。土方さんと千鶴も割りと親い関係の筈ですが、あの距離感の手紙だしまあ土方さんの性格も影響してるとは思いますが、そう考えるとどうにも龍馬さんのは大分型外れな訳なのです。

龍馬さんの手紙では一番多かった単語が「はからずも(思いがけず)」らしいですが、其れだけ予想だにしないことが多い世の中なんだろうな〜と想像出来ます。
だろうな〜って云うか実際そうなんですけど!

番組内では、有名なお龍さんとの新婚旅行の際の手紙も紹介。此れ絵が描いてあって図説されてるんですが、龍馬さんっぽくて好きです。きっとかなりニコニコしながら書いたに違いない。
あと「天」に「アマ」ってルビ振ってんの可愛かったです。何かやたら可愛かった。

龍馬さんの今回発見された手紙はどうやら草稿(とどのつまり下書き)だったらしいのですが、私的には手紙を下書きする精神がよく解らなかったんですね昨晩。しかし一夜明けてよく考えたら、あの時代ヌーヨーカー(ヨーロッパです遊びましたすみません)から鉛筆なんて入ってきてる訳無いし、筆と墨じゃ間違ったら二重線引くしか無いじゃないですか。したっけ幾ら家族相手でも見映え悪いですし、故に間違っても良いように下書ききちんとしてから、別の紙に清書してたんですよね。ってのを今朝気付きました。寧ろ今書きながら思いました。遅い。

龍馬さんの筆跡鑑定も何だか有名な方にして貰ってましたが、柔軟な性格だろうね〜みたいなこと言われてて。まあ柔軟じゃなきゃあの時代に身分取っ払うだとか、海軍作るだとか、そもそも龍馬さんを表した有名な言葉にもあるように、会う度に剣→学問→銃なんて武器を変える訳無いんですよね(順番と物合ってるか怪しくなってきた)
同時に桂さんと西郷さんの手紙も紹介されてましたが、まあ性格出てますよね。私二人の手紙は見たこと無かったんですが、あんなに龍馬さんと違うと思ってなくてかなり驚きました。一般的なイメージそのものですね。但し桂さんは元々いたずらっ子なので、そう考えるとあの真面目な字は猫っ被り感も否めないですけどw(失礼)


そして今回発見された此の手紙の醍醐味(醍醐味?)はなんと言っても幾度も出てくる「三八」と云う単語。
どうやら此れは「三岡八郎」殿のことらしく、彼は後の「由利公正」。新政府で財務を担当した経営学の第一人者みたいな人です。五箇条の御誓文の草稿を作ったりしたとか!
彼自身は元々龍馬さんと通ずるとこが多かったようで、幼い頃に勉学を嫌って其れよりも剣術修行に精を出したそうです(番組内で龍馬さんも勉学を“嫌って”って紹介されてましたが、龍馬さんは苦手だったと記憶してるんですが…違うのかな?)。彼は槍の使い手になったようですが、其の槍も実用的に改良しちゃうって云う。
槍の先って普通細長い両刃の剣みたくなってるでしょ?三岡さんはアレを円錐形にして槍の抜く動作の手間を減らしたんですね。此れだけでも此の人やたら頭良いな〜って私は思うのです。

槍の使い手になって、まあ成長した三岡さんは横井小楠の教えを受けて、経済学を学び始めます。横井小楠といえば越前藩の重役ですね(確か)
メキメキ頭角を現して、三岡さん自身も藩の財務担当に。其れで藩札(今で言うところの紙幣みたいなもんかと)を発行したりして色々進んだ財政改革を成し遂げていきます。

そして此処で龍馬さんが海軍塾の為の資金繰りで越前へと赴く訳です。
勝先生が春嶽公を当てにしたのは何でだったのかな〜ととても不思議だったんですが、三岡さんらの話を聞けば成る程納得です。先見の明がある藩だったからなんですね。春嶽公自身がそういう人だからだと思ってましたが、横井さんや三岡さんの財政改革や新時代を見据えた動きの方が多分勝先生の目に止まってたんでしょうね。

幕咲で読んでて面白いなと思ってた表現が此処で活かされるんですが、龍馬はリョウの「日本人は日本人でしょ?」の発言を珍しがるんですね。
此の時代って“日本人”って考えの人は、其れこそ龍馬や三岡さん、勝先生(多分横井さんも)くらいで、大半の人は生まれ住んでる藩の人なんですね。だから桂さんとかは「長州人」だし、西郷さんは「薩摩人」。
こういう「日本」って器で考えてるのがそこら辺の人達ばかりだった訳ですから、余計に龍馬は三岡さんと似通るわけです。

何の話だ?←

あだ名の話は、三岡さんを「三八」にする辺りから中々のセンスだなーとは思いますが、確かに乙女姉やんの「お仁王様」は凄まじいよな〜と思います。乙女姉やんのあだ名は龍馬伝でも出てましたね・v・
唯、重役の佐々木高行さんに「大将軍」って付けるのはもう龍馬さんならではだな〜って思うのです!
あだ名ポンポン思い付くのって凄い。


さて、近江屋事件の約一ヶ月前。
再び越前へ龍馬さんは訪れます。今回見付かった手紙は其の後、越前から京に帰ってからの11月5日以降に書かれたモノらしいそうです。近江屋事件の十日前ですね。

此処での驚きの新史実はやっぱりアレですよね。春嶽公とは会えなかった!って云う事実ですよね…!
龍馬伝でも会いに行って、春嶽公と言葉を交わしていましたが、アレは無かったと…!多忙で会えなかったのに今の今まで越前の春嶽公に会いに行った事実だけは伝わってるのだから、そこが歴史の不思議なとこであり面白いところですね…!!

代わりと言っては何ですが、三岡さんには会えた龍馬さん。
此の時の三岡さんは、龍馬さんの影響もあり、色々こうした方が良いと云う更なる改革を進言しましたが周りに受け入れられず、挙げ句藩を混乱させたとのことで、謹慎処分となっていたそうで…其れを頼み倒して会っちゃう龍馬さんな。凄いな。
やって来たのは三岡さんの他に、三岡さんの見張りで番人が一人と、松平源太郎と云う人。番組内で此の源太郎氏には触れられませんでしたが、春嶽公の息子かなんかなのかしら?
三岡さんのユニークなところは、龍馬さんとの再会を果たすと「私は悪党なので、番人も一緒に来ました」って言っちゃうところ!此れには番人も笑っちゃったそうなのでいやはや二人は本当凄いなって。さっきから凄いしか言ってないって?語彙が足りないんだ。
夜が明けるまで、新政府の財政に必要なことを語り明かした(三岡さんが藩札などを提案し続けた?)二人。最後に龍馬さんは自分の写真を渡して京に帰ったそうで…
しかし三岡さん、近江屋事件間近に此の写真を無くして、不吉な気がしたらしいですが、いや待て人から貰った写真無くすなよ。



……と云う訳でザッとですが書き記してみました。昨日リアルタイムで見ながらTwitterで呟いた内容を見返しながら纏めたのでちょいちょいアレなとこがある気もしますが!(アレとは)

取り敢えず幕末楽しすぎ(*´∇`*)
あと番組内で合間合間にあった野村歩実さんとやらのイラストが素敵でした…もっと見たかった


そんなこんなでした!!!!
終わる!!!

2014/05/15
17:25 Thu
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