近況その3(生と半生の中間くらいの話題なので苦手な方は回避推奨)
2022/09/17 00:56

今年の夏はずっと行きたかったトキワ荘へ聖地巡礼に行ってきました。
ミュージアムは今催事中(漫画少年全号展示)だったのですが、開館二周年記念で入館料無料でした。まんが道に出てきたあの場面やトキワ荘の青春に出てきたあの場面が目の前に3Dで蘇るようでとにかくテンション上がる上がる。漫画界の高天原と言っても過言ではないマジモンの聖地に今こうして立っているのかと思うと目頭も熱くなります。
地域全体がトキワ荘で町おこししようと頑張っている感じで、あちこちに関連のパネルやモニュメントがあったり、飲食店にも特別メニューがあったり、とにかく何度でも通って楽しめそうなくらい見どころがたくさんありました。Twitterにも書いたけど、松葉のラーメンは絶対食べたいと思ってたのに時間が合わなくて食べられなかったんだよなあああ…!また近いうちに行って必ず食べます。
いわゆるコラボカフェとは違って「昔ながらの」みたいなお店ばかりなので、何を食べても基本的にお財布には優しいのがありがたいですね。推しの愛した味や推しをイメージしたメニューがごく普通のランチの価格で楽しめる。
(…まあ、トキワ荘世代の作家推してるオタクってガチ勢になるとウン十年前の初版本とか昭和のおもちゃとかにまで手を出してたりして、そっち方面でとんでもない大金注ぎ込んでたりする人もザラだからな…)

ふるいちで古書を読みながらクリームソーダ飲んだり、お休み処でグッズ買ったり記念ノートに描き込みしたり(結構おそ松「さん」のイラスト描いてる方が多くてちょっとニヤリとしました)、あとマンガナイトでむーねん祭も覗いて来たり、何だかんだ半日たっぷり楽しんだ感じです。

私がトキワ荘見学に行った前後くらいのあたりに偶然ドラマ版まんが道の再放送があったので、尚更タイムリーに楽しめました。…で、本題がこのドラマ版まんが道なのですが…

ドラマ版まんが道は存在すること自体は知っていたのですが、正直あまり期待してなかったので今夏の再放送までは本当に一度も観たことはなかったのです。でも、せっかくやるなら一度くらいは観てみるかーと思って軽い気持ちで流し見し始めたのですが……


いや、めちゃめちゃ良いじゃんかこれ!!!!


まさか自分が子供の頃から世界一尊敬していた人物をモデルにしたキャラクターに対して「天使」「可愛い」とかいう感想を抱く日がくるとは思わなかった。
イエすみません、「可愛い」はご本尊に対してもたまにちょっと思ってたけどでもどうしよう何だこの気持ち…!という感じで、今この萌えをどこにぶつけていいのかわからん状態になっています。タイトルにも書いた通り、生と半生の中間位置みたいな微妙なジャンルだからかちょっと探したくらいじゃ二次創作も見つからないしうああああ。(あ、ちなみにnmmnはレフィグレにハマる前にとあるジャンルで何年かこっそりサイト運営してたことがあるので作法はある程度わかってます)
さいまが本なら昔コミケで一冊買ったことあるんだけど(!!)私が今見たいのはまがさいなんです誰かください。
原作漫画の「ひとつやってみようじゃないか」みたいな言い回し(たまに取ってつけたように「○○や!」みたいな語尾になったりするのもまた一興)も好きですが、ドラマ版の富山弁かわいいですね…。こう、位置的に関東と関西の中間くらいの地域で発達した言語って感じの語彙とアクセントで、みんなの台詞を聞いてるだけでも面白かったです。
私は富山弁と言ったら「正座する」を「チ○チンかく」という、くらいの知識しか無かったから…(笑/このネタは方言系の話題ではコスられすぎてて結構有名なやつですよね)
そして満賀と才野が「○○だわ」と言う度に脳内にぐでたまがちらつく病を発症しました。

原作及びご本尊と違って、才野の方が眼鏡で背が低い、というのが賛否両論だったらしいですし私も最初は「えっ眼鏡の方が才野!?」と思いましたが、見始めると大して気にならなくなりますね。そもそもドラマ版才野の中の人の公称は170センチだからそこまで小柄ってほどでもないし、原作漫画ほど凸凹コンビ感は強くないんですよね。
だからなのか、二人が身長に関してそれぞれトラウマとコンプレックスを持ってたことが重要な鍵になる「小さな拳銃王」のエピソードは削られてたみたいだし。
弟の野球に付き合ってたり、大人になるにつれて何だかんだコミュ強でアウトゴーイングな性格になっていった満賀の方が目と体格が良くて、内気で典型的インドアな才野が眼鏡っ子というのはむしろキャラクターに合わせたキャスティングだったのかなあという気もしてくる。
あ、満賀役の役者さんが良い声してて、才野役の役者さんがちょっと舌ったらずな感じなのはむしろご本尊のイメージに近くてそこもちょっと好きです。才野の中の人、イモ欽トリオのメンバーだったんですね。当時はアイドル的に大人気だったとか。なんかわかるわ…「憎めない」と思わせる術を心得てる感じの仕草の数々がたまらんかった。にゃんことセットで可愛い。
二人で一人の存在である、という要素は原作漫画でも度々強調されてたけど、三次元の若者達で再現されるとまた別の破壊力があるなあとつくづく思い知らされました。一冊の本を二人で開き、一個の焼き芋を二人で半分こして食べて、一つの旅行鞄を二人で運んでる姿…最高に可愛い。
手塚先生からの手紙とかUtopiaの単行本とかに二人で大興奮してる姿とか、なんとなくオバQと正ちゃんが二人で一緒に楽しくなっちゃってはしゃぎ回ってる姿とそっくりなんだよなあ…。全ての藤子作品の「コンビ」の原点は作者であるお二人なんだよ…。

満賀と才野のモデルとなったお二人を神として崇めたい子供の頃のままの自分の心と、それはそれとしてドラマ版の二人で何か描いてみたいよねっていう自分の心がいま分裂していてしばらくは騒がしい感じになっていると思います。


富山弁はハードル高いから口調は原作寄りになるけど…以下はちょっとだけ描いたらくがき。録画とかしてないので、服装とかはうろ覚えですが

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