Lunacy





狂気、それは愛や。



精神が正常に保てへん程、愛しとんのや。



せやけど、俺の姫さんは俺のことを『怖い』っーちゅうんや…

ありえへん。

俺の溢れる程の"愛"を拒むとか許せへんわ。




絶対、お前は俺だけのモンや






『蔵ノ介くん…いつになったらここから出れるの?』



怯えた瞳で俺に問い掛ける。

その顔ええわぁ…めっちゃそそられるで



「なまえは此処から出たいん?」

『ち、違う!出たい訳じゃないの…』




せやせや、出たい訳ないよなぁ

『出たい』なんか言ったらお仕置きやで。

永遠になまえは俺と一緒や




『た、ただ…久しぶりにみんなに会いたいなあって、』

「アカン」




俺の顔色を伺い、恐る恐る呟くがそんなこと許されるわけないやろ


外出れば違う誰かを好きなったりするんや。

俺は絶対ありえへんけど




『だって、蔵ノ介くんは毎日学校行ってるけど私は全く行ってないんだもん…』

「なまえのことは皆、入院した思うとる」

『…えっ…?』




俺の発した言葉に驚愕し、大きな瞳を見開き俺を見つめる

『どうして』『どうして』と俺の服の裾を引っ張って問い掛けるが俺は相手にせえへん。



『ねぇ、どうして…何でそんなことになってるの…?』

「五月蝿いで、なまえ」







『大嫌い』





……今、何て言ったんや?






『きらい、だいっきらい』





嫌い…?俺のことを?


黙れ黙れ黙れ黙れ。


俺の中で黒い何かが渦巻き、自分で感情を制御出来なくなってまう。




「五月蝿いっーちゅう言うとるやろ!!」




俺はなまえの頬を叩き、乱れたベッドに放り投げる。

なまえは怯え、濡れた瞳で俺を見上げる。


その可愛い顔、ぐちゃぐちゃに汚したるで




『蔵ノ介くん…えっちするの…?』

「せや、今日は俺の満足するまでや…たぶん今夜は寝れへんなぁ」

『そんな、…』

「仕方ないで?俺を怒らしたんやから…お仕置きや」




強引になまえの服を脱がせ、下着もブラも剥ぎ取る。

身体中を露にされたなまえの上に跨がったまま、その露体を眺める。




「ホンマ綺麗な身体やなぁ…自分」




白石はなまえを覆い被さり、深い口付けを何度も落とし、左手で大きな柔らかな胸を下から揉む。



なまえの口からは甘く淫らな吐息と喘ぎ声が混じり合う。




「無理矢理されよんのに気持ちええん?とんだ淫乱女やな」




まあ、そんな淫乱女にしたのは紛れもなく俺なんやけど、

だって、ごっつ大人しくて可愛い上品ななまえを自分の手で調教して俺好みにするのは楽しいやろ?

調教しまくった挙句、こんな淫乱女になってもうたんや



毎日えっちしよったしな、しゃーないわ



「ああ、もう我慢出来へん。なまえを見よるだけですぐ勃ってまう」



白石はズボンのベルトを素早く取って自ら下着を脱いでそそり勃つソレをなまえの秘部に宛がう


「めっちゃ気持ち良くさせてやるで…俺のじゃなきゃ気持ち良くなれへん様にさせたる」



そして、一気に奥まで入れる。



「ごっつ奥までくわえ込んでるで…」




『い、やぁ!んあ!』




毎日、性行為を白石の満足するまで交わしていたからだろう、なまえの秘部からは愛液と血が交ざり合ったものが流れている。




「血出てるで、痛そうやなぁ」



秘部から出る血に気付いて、同情の言葉を口にするが腰は激しくなるばかり。



「せやけど、俺は気持ちええから我慢するんで…っ」

『…っ!い、たぁ!ん、』

「その苦痛に歪んだ顔…めっちゃ欲情するわ…っ!」




激しく腰を打ち付ける白石にも、痛みにも慣れてしまい全てが快感に感じ初めていくなまえ



『んっ!ああ!やあん…っ!』




快感の余り喘ぎ出すなまえを妖しく微笑する白石。



「無理矢理されて気持ち良くなるとか、とんだエロ女やな…!」




せやせや、なまえはそうやって俺だけ見てれば、俺だけ感じてればええんや


俺に調教されて大人しく飼われてればええんや



「あ、イイ事思い付いたわ」




淫らな水音と激しく身体を打ち付ける音だけが響く部屋の中で場違いな何か閃いた様に呟く白石。


その顔には妖しく何か企んでいると伺わせる微笑を貼り付けていた。












「子を孕ませてまえばなまえは永遠に俺のモンや」











その刹那、白石はなまえの中に白濁した愛液をぶちまけた。












        Lunacy


(溺れ死にさせたるで)

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