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「小春お姉様っ」
「なぁにー?」
可愛いあの子の声がしたから笑顔で振り向いたら、そこには満面の笑みでアタシを見つめているあの子がいた。
そして彼女の手には猫耳カチューシャが握られている。
一瞬で彼女がしたいことを理解して、アタシはそっと彼女から受け取った猫耳カチューシャを頭に装着した。
「アタシったらなんでも似合うわぁ☆」
「小春お姉様流石です!キャッツアイキャッツアイ!」
「いややわ☆あ、でも今晩桃城くんのベッドにハート盗みに潜り込んだろか☆ロックオンっ」
「小春ぅー浮気かぁああっ?!」
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