君との日常 | ナノ
 
 
 
 
「DQNこわい」
「は?」
「なんじゃいきなり」
「DQNってなんすか?」

「DQNってのはね、仁王や丸井のことを言うんだよ」
「仁王先輩たちのこと?つまり女遊びが激しい人ってことっすか?…って痛い痛い!仁王先輩足踏んでる!丸井先輩髪引っ張んないでくださいよ!」

「最近は遊んどらん」
「俺も切ったわ」
「え!?先輩たちがっすか!?意外っす…」
「…まぁコイツらの女事情はどうだっていいから話しを戻そう」
「は、はぁ…(仁王先輩たち名前先輩のために止めたと思うのに可哀相っす…)」


「いい?DQNというのは簡単に言えば不良のこと」
「あー…なるほど」


「見てよあの二人…赤髪に銀髪…しかも遊んでる感じ丸出し…授業は良くサボるし…(コソコソ)」
「うわー…確かに不良っすね…(コソコソ)」
「いやだわー…きっと喧嘩とかしてるんだわタバコとか吸ってるんだわー…(コソコソ)」

「そこ、聞こえてるぜよ」
「だーれが不良だ。喧嘩もタバコもやってねぇよ」


「うっさい。あんたたちのせいで私まで不良に見られたんだからね。先生に生活指導室に呼び出されて普段どんなことしてるか聞かれたんだからね」
「うわっ、先輩たちサイテー。名前先輩巻き込むとかサイテー」
「赤也…!あんたって子は…!(ギュッ)」
「うお!?…へへー(ギュッ)」
「か…可愛いぞおおおお!!(ギューッ)」


「前から思っとったんじゃが赤也だけ俺達と扱い違わんか」
「そうだぜぃ。赤也だけ甘やかし過ぎじゃね?」
「俺達ギューッとかしてもらったことないナリ」
「つかさっさと赤也離れろ」
「えー…だって名前先輩柔らかいし…それに名前先輩が離してくれないから…って痛い痛い!髪の毛抜けるっ!」


「丸井やめんか!私の赤也を傷物にする気かっ!」
「名前のじゃなか」
「いや、俺名前先輩のっすよ…って痛い痛い!足踏まないで下さい!」
「こら!仁王!」
「……名前味方につけるとか卑怯ぜよ」


「本当扱い違い過ぎるぜぃ」
「全くじゃ」
「だって赤也かわいーんだもん」
「名前先輩ー…可愛いって言われても俺嬉しくないっす…(ムスッ)」
「キュン…ああああ…可愛い…いや、でもカッコイイよ!」
「名前先輩…!」
「赤也…!」
「ほら、甘いぜよ」


「あんたら可愛くない。赤也は可愛い。私は可愛いものが好き。だから赤也を贔屓する。おk?」
「まーくんも可愛いナリ」
「ブンちゃんも可愛いだろぃ?」
「キモッ。私には銀髪でフェロモン撒き散らしてるDQNと赤髪でガムくちゃくちゃ噛んでるDQNにしか見えないわ。やっぱ赤也が一番可愛い」

「へへー…って痛い痛い!足踏んでる!髪引っ張んないで下さいってば!八つ当たりなんてカッコ悪…」

「「あ゙?」」

「なんでもないっす!!(まじでDQNだ不良だー!)」

 

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