君との日常 | ナノ
 
 
 
「ねぇ三人とも、テストどうだったー?」
「俺数学以外全滅じゃ」
「数学できれば上等だろぃ…俺なんて全部ダメだし」
「どうしよー…英語4点っすよ…真田副部長に殴られる…」

「ちなみにテスト前に勉強した人いるー?」
「「「………」」」
「あ、やっぱり誰もしてないか」
「…なんか名前余裕じゃね?」
「点数良かったんすか?」
「いや、国語48、数学10、社会32、理科21、英語14だったよ」

「お前さん…馬鹿じゃの」
「まぁねー!なんかここまで悪いといっそ清々しいっていうかさー!開き直った!はっはっは!」
「脳天気だな、羨ましいぜ」
「だって私女だから真田にも殴られないし」
「うらやましいいいい!!はぁ…俺なんて…殴られる…はあ…」

「赤也、ずいぶんやられてるみたいね。私が慰めてあげようか?…カラダで」
「ぶふぉあっ!!なっなななななに言ってんすかー!!」
「名前ー、赤也いいから俺を慰めてくれよぃ、カラダで」
「赤也もブンちゃんも、どうせ名前のことじゃから昼ドラにでもハマっとるだけじゃよ」
「なぜわかった」

「…なぁ、逃げね?」
「は?」
「マ●ク行こうぜ。傷心したから慰め会やろう」
「ちょ、副部長や部長にバレたら殺されますよ!?」
「あ、いいかもソレー」
「だろぃ?」
「ほんじゃサボるとするかのぅ」
「赤也ー行くよー」
「えええ?…っあーもうわかりました行きますよ!」






「だいたいさー努力したって勉強なんざ全然わかんねぇつーの」
「教科書見たって解説書見たって理解できないっすよね」
「努力したって無理なことだってあるし。記憶力も理解力もないんだもん」
「俺暗記苦手じゃ…数学なら得意なんに」
「数学できるとか仁王頭おかしい」
「というか日本人って英語習わなくてよくないっすか?」
「それ私も思った。外国なんか行く予定ないし」
「日本人はひらがなとカタカナと漢字習っときゃーいいんだよな」
「過去形とか動詞とか意味わからんぜよ」
「英語できる人とか滅べ。日本人やめろ」

「あ、丸井。てりやき一口ちょーだいよ」
「ならタツタも一口な」
「おーけーおーけー」
「あーあ、明日絶対に部長たちから怒られるっすね」
「赤也、言うんじゃなか」



もちろん次の日、私以外はみんな殴られました。

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