午前四時
私は湯船に浸かっていた。
「はー、」とため息を浴室に浮かべてみる。
時刻は午前四時、朝が近い。
小さな窓枠をガクブチにして、遠くから朝日が昇る。
「先輩ー。まだ入ってるのー?」
相棒が私を呼ぶ。
「今出るよ、相棒。」
朝が来る前に、部屋に戻ることにした。
*
「まってたよ、先輩!」
相棒は髪を拭く私に抱きつき、困らせる。
「待って、待って、まだ早いよ。」
首筋に容赦ないキスを浴びせ、相棒は嬉しそうにほほ笑んだ。
「早くない。遅い。」
「いや、もう朝だから逆に早い。」
誰もいない、二人だけの時間。
私は目を閉じ、微笑んだ。
*
ソファになだれ込み、キスを交わす。
相棒のキスは、ようやく慣れてきたような、まだ慣れていないような感じで、予想ができないから興奮する。
舌を吸いながら、唇同士で会話する。
「やめ、息、できない。」
私は、相棒から少し離れて、ひとつ、深呼吸をする。
すう、はあ。
「俺、キス下手かな?」
わかっていて、笑う。
相棒の指先は、私の胸を触る。
「くすぐったい!」
「いいだろ?いいでしょ?」
げらげら笑いながら、ぴたっとくっついて、私たちは笑う。
*
「ねえ、もう濡れてるの?」と、相棒が私の突起を触る。
指で撫でられるたび、そこは喜んでぬるぬるしてくる。
「誰のせいだと思う?」
「俺?」
今度は私から唇を塞いだ。
相棒の暴れる舌と、私の欲しがりな舌を絡め、空いてる片手はお互いの背に、もう片方の手は互いの隙間に入り込む。
キスが熱を帯び始め、二人は夢中になってゆく。
小さな声で、名前を呼んでみる。
「ねえ、相棒っ、」
相棒は笑っていた。
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エロ頑張ってみたけどむいてないっぽい。皆様ごめんなさい。
性別不明になるように頑張ってみました。
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白昼夢がお送りします。