完全な円になりたい*1






五条さんちはセパレートキッチンです
(という設定でご覧下さいませ)



キッチンで料理を作っている名前の後ろ姿を見て、あれ?と疑問が浮かぶ。


「名前、」
「んー?今日は寒いから鍋だよ〜」
「あ、そうなの?楽しみだな〜、じゃなくて!」
「ん?鍋好きでしょ?」
「うん、鍋は好き。というより名前が作るものなら何でも好きなんだけど、そうじゃなくて。…それ、どしたの?」


んふふ、とはにかむ名前は、僕が見た事のないフリフリしたエプロンを広げて「可愛いでしょ!」と僕に見せる。



「可愛い。よく似合ってるね〜…で?誰からもらったの?」
「んふ、誰だと思う?」
「そんなエロいのくれる奴、限られるでしょ」
「ちょっと!エロいとか言わない!」



「女の子らしいデザインで可愛いでしょ?も〜全然エロくないのに〜悟の頭の中はそれしかないの?」とぶつくさ呟く名前に近付き、後ろから抱きしめる。



「だってこれ名前の趣味じゃないでしょ。フリルとかさ、自分じゃ選ばないじゃん」
「んん、まぁそうか。ふふ、これね、一年生から貰ったの」
「あいつらが?」
「そう、三人で買いに行ってくれたんだって」




「嬉しいよねぇ〜」と言いながら切った野菜を鍋へと入れていく。
大方、こないだ名前に傷を負わせたお詫びみたいなものなんだろう。名前についた傷はすっかり癒えたが、あいつらは気にしていたらしい。
名前からすれば傷を負う事は珍しくないし気にも留めていなかっただろうが、三人からのサプライズプレゼントはそうとう嬉しかったみたいだ。





「ふぅん」
「先生よりも先に貰っちゃった、へへ」
「ま、あいつらにしては良いものくれたね」
「あ、僻んでる?」
「いいや?……僕も嬉しいよ」



名前のお腹辺りで結ばれていたエプロンの紐をくっと引き、僕と向かい合わせにする。
驚いた表情をした名前の後ろにあるコンロの火を消し、文句を言われる前に口を塞ぐ。


「んん!ま、…んっ」


舌を絡め、吸ったり、甘く噛んだりしてやると、名前はくったりとした様子でこの行為に流されていく。
服の上から名前の背中にある留め具を外し、エプロンはそのままに、服と下着だけを首元までずり上げると、乳房で挟む様にしてエプロンを両サイドから真ん中へと絞るように握る。これはなかなかに扇情的………ほんと良いものくれたよ。


「やっ、やだ!…あっ、悟…!」


名前の否定的な言葉を無視して、エプロンから覗かせている突起に吸い付く。んん、と身を捩りながら逃げようとする腰を掴み、抱き締める様にして両胸を愛撫していくと、僕の二の腕辺りを掴む手に力が無くなっていく。名前の変わっていく様子に思わず笑みが溢れて、下の方へと手を伸ばしジーンズをお尻の下辺りまで下げると名前を抱き上げ、僕の後ろ側にあるキッチン台へ名前を座らせる様にして降ろした。




「っは、ぁ、ま、待って…」
「んー?」
「こ、ここで?…するの?」
「うん、したい、だめ?」




言いながら、鎖骨や胸に赤い痕を残していく。期待と困惑を混ぜた様な表情を浮かべる名前をよそに、僕はどんどん行為を進めて行く。
中途半端に降ろしたジーンズを床へ落とし、名前の両足を台へと上げ膝を大きく開かせる。
驚いた名前を無視する様に、下着のクロッチ部分をずらしてそこへと顔を埋めた。



「…やっ、だめ、ああっ!っん、ん、あぁっ」



刺激から逃れようと膝を閉じる名前の太腿を開かせる様に持ち、クリトリスを甘噛みすると嬌声が耳に触れる。
秘裂をなぞる様に触れたあと、奥へと舌を入れ込む。わざと音を立てるように全体に唇を当て吸い付くと、名前の発する言葉とは反して中から蜜がどんどん溢れ出してくる。名前の堪える様な喘ぎ声と、快感を素直に出す身体の反応がチグハグで、僕の気分もどんどん上がる。




「あっあっ、そ、こ…だめぇ、さとる…!」


片方の腕でお尻から腰へと手を回し、名前の腰が逃げない様に掴む。もう片方の指を中に沈め、名前の感じる部分をぐちぐちと音を立てて責め立てていく。陰核を舌でグリグリと刺激すれば、名前はびくびくと痙攣しながら軽く達した。


秘部から顔を離すと、恥ずかしがるように膝を閉じる名前の姿に、自身の下半身に熱が集まる。

裸エプロンは男の夢と言うが、あながち間違ってもいないらしい。ぶっちゃけ出来れば動画に収めたいが、これをやろうものなら少なくとも1ヶ月は名前に手が出せない程怒るだろうな〜と思い、悔やみながら心の中で諦める。
名前に触れられないのは耐えられない。名前に対しては堪え性のない自分だ、よく理解している。




名前をキッチン台から抱き下ろし、後ろを向かせて台に手をつかせて可愛いお尻を揉んで形を歪ませると「ゃあ、」と名前が腰を捩り、羞恥に顔を染める。
下着の中の、濡れそぼったそこへと自身を擦り付けるように腰を動かしていく。中へ入りそうになると腰を引き、また秘部へと擦り付ける行為を繰り返してわざと焦らしていると、名前が後ろを振り向く。


「ん、ぁ、さとる…」
「ん?気持ちいい?びしょびしょだよ」
「んん…あっや、も」
「んー?なぁに?」
「あっ、いじわるや、だ…!」


お尻を突き出す様にして、名前が強請る。でもまだだめ。もっと求めてほしくて名前に覆い被さるようにして片手でクリトリスを刺激し、もう片手で胸の突起を摘む。


「あっあっ!ん、やぁ!さ…とる…!」



仰け反りしなる綺麗な背中に、ぢゅうっと吸い付くようにして印を付けていく。
背中についたキスマークは良く映える。本人からは見えにくいが僕の眼ではしっかりとよく見える、自分だけの特別なものの様な気がして案外気に入っている、まあ結局全身につけちゃうんだけどね。



「ん!は、ぁ、んんっ」
「…っ、名前、」


名前が僕のモノに触れ、自ら秘部へとゆっくり挿れていくその姿に、情欲がぶわりと煽られる。
あーやばい、やっぱ我慢できないな、優しくしてあげたいのに。
名前に対する堪え性の無さがここでも発揮されてしまう。なんたって名前はむちゃくちゃエロい。本人にその気は無いのは分かっているが、こうも煽られては無理だ。

左手をお腹へと回し、右腕で下から肩を掴み、一気に奥へと貫く。



「ひっ…!あっ!ァアッ!や、あっ、ぁあっ!」
「は、ぁ、…っ、たまんない、ね、名前っ」
「っ、あ、ん、っ!はっ、ぁあ!」




ぎりぎりまで自身を引き抜き、また奥深くへと下から突き上げる。ひたすらに繰り返し、名前のか自分のものか分からない蜜が名前の太ももの内側を伝って流れていくのが眼に入ると、更に溢れさせたいと腰が止まらない。
気持ちいい、可愛い、たまんない。気持ちをぶつける様に抱きしめて名前を取り込んでいく。



「は、イク…よ、」
「んっ!ぁっ、〜〜〜!」




ぶるりと身体が震え、名前の中へ精液が流れ込んでいく。名前の上半身を起こし、後頭部を押さえて深く口付けをする。





「…んぅ、あ…」


名前の中から自身を引き抜くと、白い液体がトロッと零れ落ちた。


「…悟、」
「ごめん…つい」


名前はピルを飲んでいる(昔から月経の症状が重かったらしい)が、中出しする日は月に一度だけと二人で決めているのだ。ちなみにこれで今月は二度目なので謝っておく。







名前を抱き上げ、お風呂場へと向かいながら「ごめんね、ちゃんと洗うから」と言うと、「いいっ!いい!やだ!しなくていい!」と名前は首を横に振る。
中出しをした後にするその行為を名前は嫌がるが、力の入っていない名前を好きな様に弄くり回すのは酷く容易く酷く楽しいため、強行突破だ。

キッチンからの延長線の行為に僕は心を躍らせた。






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