A requiem to give to you- 崩落編 -
【第60音番外】
ヒース:それにしてもヴァンの奴、ルークの事アウトオブ眼中って感じだったな
タリス:ええ……散々自分達の良い様に振り回した癖に雑魚扱いとは………いくら彼がレプリカとは言えあまりにも酷すぎるわ。いえ、寧ろレプリカとかは関係ない。人として感情を持ち得る者に対する冒涜よ
ルーク:ヒース、それにタリスも俺の為に怒ってくれてありがとな。でも俺、大丈夫だからさ
タリス:ルーク……
ルーク:本当に俺って必要とされてなかったんだなって……思ったりして、確かにちょっと悲しかったけど。二人やティア達がヴァン師匠に怒ってくれたから、少しだけ………気持ちが軽くなったよ
ヒース:なぁ、ルーク
ルーク:何だ?
ヒース:信頼していたとは言え、理不尽な理由で手酷く裏切られたんだ。だから君はもっと怒って良いんだよ?
ルーク:でも俺、レプリカだから……ここの皆が認めてくれても、世界中の人達も同じとは限らないから
タリス・ヒース:……………
ルーク:で、でも! だからってこのまま黙ってやられっ放しなんて事はねぇからな! だって、やっぱり何だかんだ言ったって悔しかったし!
ヒース:はは、そうだな。それを聞いてちょっと安心したよ
タリス:そうねぇ。やられたからにはちゃんと利子をつけて返さないと。だからルーク、もし本気で行く時には是非誘ってね♪
ルーク:ああ!
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