A requiem to give to you
- 崩落編 -

【第60音番外】


レジウィーダ:いやぁ、何とか皆と合流出来て良かったよー。ダアトに来たと思ったら会う前にモースに捕まったって聞いた時はびっくりしたんだから

ルーク:わ、悪かったよ。と言っても、別にこっちも捕まる予定はなかったんだけどな

ティア:寧ろそんな予定があったら隠れて行く意味なんてないわ

アニス:ねえねえ、それよりもさ! レジウィーダもグレイも何で服装が変わってるの?

グレイ:ああ、これか

ナタリア:そう言えば、二人とも神託の盾の服装ではありませんわね…………ハッ!? まさか二人とも……神託の盾を辞めましたの!?

グレイ:オレは別にそんなつもりはねーけど

レジウィーダ:あたしは退職希望中だけど、何だかんだで未だに通らないんだよなー

ガイ:じゃあ、何でそんな急に?

レジウィーダ:イメチェン?

タリス:何で疑問系なのよ

レジウィーダ:あと、連れて行かれたのが預言の信仰度が高過ぎちゃんなキムラスカ王都だって聞いたから、どうせ乗り込むならちょっと偉い人っぽくアピールして行こうかと思って

ジェイド:異世界人と言う事をですか?

グレイ:ま、そんな所だ

ヒース:まぁ、確かに私服や神託の盾の格好で来て「自分は異世界人です」って言うよりかはまだ説得力があるか

レジウィーダ:そうそう! 何事も最初の導入が大事って言うっしょ?

グレイ:ただ、「異世界の使者、レジウィーダ・コルフェート。只今参上仕った!!」はどこの武士かと噴き出すかと思ったけどな

タリス:そう言えば、そんな事を言いながら飛び込んできたわよねぇ

ヒース:あの時は自分も周りも緊張感が半端なかったから特に思わなかったけど、確かに今思うとちょっと面白いな

レジウィーダ:コラコラそこ! 細い事は気にしなーい!


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