A requiem to give to you
- 外郭大地編 -


【時期】アニス合流後


アニス:ねぇねぇレジウィーダ

レジウィーダ:んー?

アニス:セントビナーでその名前が偽名だって言ってたじゃん

レジウィーダ:! あ、あれー……そんな事言ったっけ??

アニス:言ってたよ。あのヒースって人もなんでしょ。と言う事はさ、やっぱグレイとタリスも?

レジウィーダ:えーと、ですねー……それはー……

タリス:あら、別に偽名ではないわよ

ヒース:(コクコク)

レジウィーダ:お嬢に……ヒースちゃん?

タリス:だって"どちらも"私自身を表すモノなのよ。使い捨てで使うならともかく、何年もずっと使っているのだし、最早偽も真もないと思うわ。それに今更別の名前を名乗ったところで違和感だらけでしょう?

アニス:まぁ、確かにそうだけど

タリス:そうでしょう? だから貴方達にとって……いえ、この"場所"での私は"タリス"でこの子は"レジウィーダ"なの

ヒース:よく名前は大事だと言うけれど、要は誰だかわかれば良いんだ。そいつを表す為に用いるものなんだから、自分達さえわかっていれば名前なんて、何でも良いんだよ

タリス:まぁ、何でも良いと言っても法に触れない程度に、ですけれどね♪

アニス:何だか理屈っぽいし難しい……

タリス:ホホホ、人なんて理屈屁理屈の固まりみたいなものでしょう。深く気にしたら負けよアニス♪

ヒース:だから何で君はそう言う言い方しか出来ないかな

レジウィーダ:あはは…………………………助かった(溜め息)


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