A requiem to give to you
- 外郭大地編 -


【時期】第27音以降


レジウィーダ:おーい、ジェイドくーん!

ジェイド:レジウィーダですか。どうしました?

レジウィーダ:んー別にどうもしないんだけどさ。何かあまり君と話せてないなぁと思って

ジェイド:おや、そんな事はないと思いますけどねぇ〜

レジウィーダ:そんな事あるって! あたしが話そうとするといつも何か忙しそうにしてるんだもん。だからさー、ちょっとはあたしともからもーよー

ジェイド:貴女がその手に持つ服を仕舞ってきたら考えない事もないですよ?

レジウィーダ:えぇー折角ジェイド君の為に見繕って来たのにそりゃないゼィ

ジェイド:貴女の為の間違いでは? それに、それは一体何の衣装ですか?

レジウィーダ:フッフッフッ、よくぞ聞いた! これはね、あたしの故郷に伝わりし伝説の(嘘)衣服なのだよ。これを来て昔ながらの伝統の舞いをするんだ

ジェイド:ほうほう、それは実に動きづらそうですね〜

レジウィーダ:まぁ、慣れないとね。でも舞いなんて贅沢は言わへんからせめて着て欲しいなぁ、なんて♪

ジェイド:お断りしますv

レジウィーダ:ですよねー

ジェイド:大体、それはどうみても女物でしょう

レジウィーダ:歌舞伎って言うこれまた故郷の伝統芸能があるんだけど

ジェイド:?

レジウィーダ:役者はすべて男だけで行う物で、中には女形って言う正しく男が女の役をやるのもあるんだー。ジェイド君って美人で細いっしょ。だから絶対似合うよ!

ジェイド:似合っても嬉しくありません。それに、30も半ばになる中年の女装なんて見て何が楽しいのですか?

レジウィーダ:何言うか! 綺麗可愛いに男も女もおっさんもばーさんも関係ないぞう!

ジェイド:(これは……逃げた方が賢いか?)

レジウィーダ:つーことでー、早速行ってみよー♪

ジェイド:はははははは(逃)


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