A requiem to give to you- 崩落編 -
【第78音番外】
レジウィーダ:あれ、ヒースちゃんだ。おーい!
ヒース:あ、ちょうど良いところに
レジウィーダ:?
ヒース:これ、あげる
レジウィーダ:何これ超可愛いんですけど!? こんなのどうしたんだ?
ヒース:ウィザーズケインって言う武器。ちょっと遊んだらもらえたんだ。でも杖だし、僕は使わないからさ
レジウィーダ:そうだったんだ。でもこれで殴ったらすごく痛そうだね!
ヒース:そうだね。アニスと迷ったんだけど、殴る前提ならやっぱり君の方で良かった
レジウィーダ:まぁ、術を使うのにあたしに武器は不要だからねー。杖も一応持ってても殴る以外に使った事がない(笑)
ヒース:それで殴ったらマジで撲殺てん…………いや、何でもない
レジウィーダ:よくわかんないけど、とにかくありがとう! 折角だから使わせてもらうよ!
ヒース:あ、使うのは構わないんだけどさ。それ、僕があげたって言わないでね
レジウィーダ:どうして?
ヒース:どうしても。僕が次の日に魔物の餌になる可能性があるから、特にアニスには絶対に言わないでおいてほしいんだ
レジウィーダ:うん、まぁ別に良いけど………折角のヒースちゃんからのプレゼントって自慢出来ないのは残念だけど仕方がないね
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