A requiem to give to you- 崩落編 -
【第73音番外】
レジウィーダ:ゴールから出発ってのも何だか新鮮な感じだね
タリス:確かにそうねぇ。仕掛けとかも内側からの方が解除が楽で良いわ
フィリアム:仕掛けを作った側としては本末転倒だけどな
シンク:大昔の人の事なんて気にしたって仕方ないだろ。どうせいずれはここのセフィロトにもアイツらが来る予定だって考えたなら、寧ろやりやすくなって良いんじゃないの?
フィリアム:まあね
レジウィーダ:それはそうとさー
シンク:何さ?
レジウィーダ:問題は出先の環境だよなって思って
タリス:確かに……今まで来た事がない場所と考えると、結構過酷な場所が多かった気がするわ
フィリアム:どこだったんだっけ?
タリス:ラジエイトゲート、アブソーブゲート、メジオラ高原、ザレッホ火山、ロニール雪山……だったかしら
シンク:何でそんな場所ばっか残したのさ
タリス:誰のせいだと思っているのよ
シンク:少なくとも、ボクのせいではないね
フィリアム:あー………喧嘩するなよ
レジウィーダ:そうそう! てか、生身で行きづらい場所だったから仕方がないって。それよりも、出先がザレッホ火山でない事を祈りたいところだね
シンク:それは同意だね。あんな場所、正直二度と行きたくはないよ
フィリアム:俺も、暑いのはちょっと……
タリス:ふーん……まぁ、何にしても直ぐに人里へ出られるような場所であれば良いわねぇ
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