A requiem to give to you
- 崩落編 -

【第73音番外】


アニス:グレイ〜♪

グレイ:朝っぱらから何だよ

アニス:何か困ってる事はなあい?

グレイ:別に

アニス:またまたぁ、片腕が使えなくって大変でしょう? 食事とか、着替えとか、髪型のセットとか。だから、アニスちゃんが特別にサービス価格でお手伝いしようかなぁって思って♪

グレイ:仮に誰かに頼む事になってもお前には頼まねェよ。大体、年頃の女が異性の着替えを手伝おうとするな

アニス:まぁ、それはそうなんだけどねぇ〜。でもでも、冗談抜きにしても大変じゃないの?

グレイ:それ程苦労はしてないな。着替えは元々ファスナーを下ろせば直ぐに脱ぎ着き出来るし、食事も髪のセットも左手があれば事足りるわ

アニス:あれ? グレイって左利きだったんだっけ?

グレイ:両利きだな。食具とかは右で持つ事が多いけど、別に左で使っても問題はねェ

アニス:はぇー本当に器用なんだね…………………つまんな

グレイ:オイ、聞こえてンだよ(怒)


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