A requiem to give to you
- 崩落編 -

【第64音番外】


アニス:レジウィーダー

レジウィーダ:はーあーいー?

アニス:レジウィーダってさ、星とか好き?

レジウィーダ:え? うん好きだよ。それがどうしたの?

アニス:さっきイオン様達と一緒に街を見てたらさ、これを見つけたんだよね

レジウィーダ:わぁ、星型のランタンだ! 小さめだけど、それが可愛いね!

アニス:でしょぉ? ほんのり灯る光が何か良いなって思ってさ。そしたらイオン様も「何だかレジウィーダが好きそうですね」って言っててね。特別にアニスちゃんが買ってきましたぁ♪

レジウィーダ:え、と………つまり、くれるのか?

アニス:本当は購入価格の二倍つけようと思ったんだけど…………まぁ、別にそれは今じゃなくて良いかなって

レジウィーダ:えぇ? 別に全然払うよ? もしあたしが見つけててもきっと買ってただろうし

アニス:良いの! これはアニスちゃんからの大大大大サービスのプレゼントなんだから!

レジウィーダ:また何で急に?

アニス:だって、友達でしょ。あげたいって思ったんだから、それ以上の理由はないわよ

レジウィーダ:アニス……

アニス:それに、ママのことすごく心配してくれてたしね!

レジウィーダ:いや、寧ろそれ守れなかったし悪いことでしょ

アニス:それは飛び出したママが悪いから。レジウィーダが悪いなんて思ってないよ。結果的には無事だったからね。だからこれ以上この事で罪悪感なんて持たないでよね

レジウィーダ:……うん、ありがとう。コレも、大切にするね

アニス:当然! 壊したら罰金だからね

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