A requiem to give to you
- 崩落編 -

【第62音番外】


アニス:それにしても、ヘンケンさん達の変わり身の早さったらすごかったね

ヒース:ああ言うのを熱い手のひら返しって言うんだろうな

ガイ:まぁ、結果的に協力してくれて良かったじゃないか

ヒース:ガイさんの譜業マニアの知識が役立ちましたね

アニス:ねー。あんなのあたし達じゃまずわからないもん。譜業好きも偶には役に立つよね!

ガイ:何だろう。全然褒められてる気がしないんだが……

ヒース:そんな事はないですよ。どんなに些細な事であろうとも、知っていて損な事はありませんからね。人のちょっとした噂話一つだって今回のように説得や交渉の材料になったりしますから

ガイ:ヒース

ヒース:はい?

ガイ:最近になって漸くお前のことがわかってきたんだが…………良いこと言っているようで実は何も考えてないだろ?

ヒース:ソンナコトハナイデスヨ

アニス:誤魔化すの下手すぎない?

ガイ:これが所謂脊髄会話ってやつか……


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