嗚呼、恐ろしや
2018/06/25 23:33

高校生?大学生?の頃から始めたこのブログを見つけたのがちょっと前のこと...なんて思っていたら、それから一年弱が経っていた。なんと恐ろしや。

時が経つのが早過ぎて、特に最近は、生まれた時から死に向っている自分という存在が恐ろしい。何故いつか死ぬことを分かっていて、そんな死に怯えながら毎日生きなければならないのか。
いつか自分が灰になって、思いのまま動かせるこの身体も、色々な無駄なことを考える思考も、温もりを感じる五感も全て失われてしまうことを考えると、本当に恐ろしくって過呼吸になる。自分が無になった後に、数百年数万年と何事もなく廻っていく地球が、無くならない時間が恐ろしい。怖くて恐くて、考えることを辞めようとするのだけど、気を抜くと、気付けば考えてしまう。

どうやらこの症状には名前がついているようだ。タナトフォビア。ネットで調べても、克服できた人と中々出会える事はない。この恐怖から逃れることから諦めて開き直って持論を展開し始めたり、宗教に走る人ばかり。私も向き合うしかないのか。
自分のことを不幸だ、と嘆く人に限って死を恐れていない人が多い。早く死にたい、と言う人でさえいる。それぞれの事情は分からないけど、正直、死が怖くないということがどれだけ幸せなことなのか、彼らには知ってほしい。タナトフォビアを抱える人々には、割り切るか宗教に染まり死生観を変えない限り、いつか必ず迎える避けがたいものに対して、永遠に恐怖を抱き続けなければならないのだ。
あまり長生きしたくないんだよね、って言える人が羨ましく、もはや、尊敬の眼差しである。貴方は何故死を恐れないのかと。最強ではないかと。

そんなこんなで自分が死ぬことがとてつもなく怖いので、とりあえず今は、自分よりも守りたいものを早く見つけたい。これを失うくらいなら、自分の命などほしくないと、死など恐れないと、そんなものができるだけ早く見つかることを祈るばかりなのである。

tsugi modoru mae

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