箱根の王子様

渋谷のシンデレラマン
2本の腕
*10万hit企画アンケート9位作品
Thanks 100000hit!



「んは!すごいすごい!」

少し広い部屋にはしゃいでるシンデレラ。
奮発していい旅館にしたかいはあったかな。

「お荷物はこちらに。夜には雪がちらつくとのことで。今夜は冷えますので暖かくしてお休み下さい」
「ありがとうございます」
「では、ごゆっくり」

そう言って仲居さんは出て行く。
広い部屋を見渡せばいつの間にか僕の愛しい恋人の姿が消えていた。

「あれ・・・どこ行ったんだろ」

一応箱根には仕事で来たのだけど・・・。
旅行会社のパンフレット作成のお手伝いだ。
大した稼ぎにはならないのだけどこの間出した写真集の稼ぎがよかったから奮発ってわけ。
旅行したいって言ってたし。
それに僕も少し休みたかったから急ぎではない、ゆとりのある仕事ついでに。
仕事はあるうちが華、この業界いつ干されてもおかしくはないのだ。
頑張らないと僕の可愛い可愛い恋人に迷惑がかかるから。
ようやく同棲生活まで持ち込んだのに仕事ないとか笑えないからね。
僕は荷物を座敷の隅に置くとかくれんぼをしてる恋人を探す。

「どこー?」

寝室にもクローゼットにもいない。
トイレにもいない。

「出てこないと夜に意地悪しちゃうよー」

そんなこと言いながらあたりを探していく。
おお、部屋に露天風呂があるんだ。
さすが温泉地箱根、高い部屋はいいな。
ガラガラと音を鳴らして外にでると足元がひんやりとする。

「寒っ!・・・おーいシンデ、レ・・ラ・・・」

ドアの近くに可愛い恋人の姿。
おそらくさっきの言葉が聞こえたんだろう、顔が真っ赤。

「・・・意地悪するからね」
「やっやだ!」
「何焦ってるの?あー!変なこと考えたんでしょ?」
「ちっちがっち、違う!」
「嘘吐き。もしかてエッチな意地悪してほしくて隠れてたの?」
「うぅーっ!ばかっ変態あほっ!!!」

顔を赤くして拗ねたらしい。
僕を突き飛ばすとバタバタ音を立てながら部屋に戻った。
ああもうっ可愛いんだから。

仕事用のバッグを下げて近くのお店を撮影。
事前に連絡していたお店5店舗をさくさく回っていく。
気さくな人が多くて手土産をたくさんくれるもんだからほとんど手ぶらで来たシンデレラの両手はおみやげがびっしり。
スタジオに持っていくお土産は買わなくていいかも・・・。

「ありがとうございました!こんなにたくさんお土産まで・・・」
「いいのよ!ちゃあんと私が綺麗な写真載せてね?」
「もちろん」

初めて僕の仕事を見たシンデレラはくたくた。
意外に体力勝負なのよ、僕の仕事。
バッグとお土産を手に持ち、お店の人に手を振りながらその場を後にした。

「荷物いっぱいなった・・・」
「いい人ばっかりだったね」
「でも疲れたよ」
「白馬は呼べないけどタクシーは呼んであげれるよ?」

目を輝かせた君に負けて手を挙げてタクシーを呼んだ。
まあ僕もこんな寒い日に歩くの嫌だしね。
両手いっぱいの手荷物をトランクに押し込んでタクシーは旅館に向かって出発する。

旅館につけばまた仲居さんが荷物を運んでくれた。
身軽なシンデレラはくるくる回るように部屋へ戻る。
仲居さんにお礼とたくさんもらいすぎたお土産をおすそ分けして夕食をお願いした。
懐石がうまいと有名な旅館、楽しみにしていたのだ。

「30分ぐらいで夕食の用意ができるって。僕はデータを移すから、その間待っててくれる?」
「うん。いいよ」

僕はノートパソコンを取り出してデータを移していく。
いくらかいい写真をピックアップして、フォルダ分けをしていく。
しばらくその作業を繰り返していると覚えがあるいい香り。

「はい!ココア!」
「わざわざカップまで持ってきたの?」
「もちろん」

ありがとうの代わりに触れるだけのキスをして、ありがたくココアを頂いた。
うん、美味しい。

夕食は実に豪華で、流石と言わざるを得ないほどのものだった。
石で焼いた肉が美味しかった。
後でどこの肉か聞いてこよう・・・。
前菜の野菜も美味しかったし蕪を煮炊きしたやつも美味しかった。

「まんぞく!」
「ホントに」

実は僕より2つ年上のシンデレラ、よく入ったなあ。
最初は年上って隠してたんだけど区役所に行ったときに判明。
たったそれだけのことで嫌いにはならないのに。
・・・実際年上だなんて思ってなかったけど。

「今オッサンだと思ってただろ」
「まさか」
「嘘吐き王子」

拗ねた顔は幼くて、やっぱり可愛い。
シンデレラは鞄をがさがさ漁ると僕に背を向けて立ち上がった。

「どこいくの?」
「風呂!」

それだけ言うとピシッと襖を閉めて浴室へ向かったらしい。
ホント、大好き。
そして僕もその姿を追いかけるように浴室へ向かった。
浴室にはシンデレラの着替えがあって、それを見た僕は自分でも顔が歪むのがわかった。
その着替えをまとめて紙袋に入れるとクローゼットの奥に隠す。
これでよし。
にやける顔をつねってから服を脱ぎ、浴室へ行く。
でもそこに可愛いシンデレラの姿はなくて、まさかと思えば寒い露天風呂にシンデレラはいた。

「・・・寒くないの?」
「うわあああ!」

ざぶんと音を立ててお湯に潜るシンデレラ。
僕は軽くシャワーを浴びてから湯船につかる。

「あ゛ー・・・気持ちいいー・・・」
「・・・オッサン。つかなんで入ってくるんだよ!」
「最近一緒にお風呂入ってないじゃない」

するすると近寄っていけば逃げるシンデレラの足をつかんで引き寄せる。

「うわわっ」

足を滑らせて、運良く?運悪く?僕の膝の上に落ちてくる。
僕は頭からお湯をかぶってしまい、張り付く髪を横に流した。

「ごっごめっ」
「いいよ。・・・ねぇ、お昼のこと覚えてる?」
「お昼?」

逃げないように腰をガッチリとホールドしてからにっこりと微笑む。

「意地悪してあげる」
「っ!まっやああっ・・・!」

いきなりアナルに指を入れて見たら背を弓形にして喘ぐシンデレラ。
いいとこなんか全部わかってる。
目当ての場所を擦り上げていけばしっかりと勃起したペニス。

「可愛い」
「んやああっあん!だめだめっペニスだめえ」
「気持ちいいでしょ?」

ぐいっと腰を持ち上げると僕の目の前に現れたシンデレラのペニス。
僕は迷うことなくソレを口に含んだ。

「ひっやああ!だめっだめだってばあ!」
「んっんん・・・ぢゅぶっんぶ、んっしりゅひっぱひれてりゅ」
「ああん!喋っちゃやらあああっ」

腰が立たないのか僕の顔に下半身押し付けて足をガクガクさせてる。
アナルの指を2本に増やせば厭らしい音を立てながら僕の指を飲み込んだ。
空いた手で睾丸をくるくると撫でてやれば射精が近いらしく、パンパンに腫れてきた。

「も、もっやだあ・・・!ひあん!むりむりらよおっ」
「んっ・・・イきたい?」

潤んだ瞳でこちらを見つめて、控えめに頷く。

「どこをどうされながらイきたい?・・・んむぅ」
「やっやあっ舐めちゃだめっだめぇ」
「どうされひゃい?」
「んあ!あっ僕のっうあん!ペニスちゅーちゅーしてっちゅーちゅーされながらイきたいのぉ・・・!」
「んっんぅぅそれらけ?」
「ひん!あっああっお尻もぐちゅぐちゅしてぇっはあんっお尻、いっぱいぐちゅぐちゅしてっ、こっ睾丸もぐりぐりしてぇっんああっも、もぅらしたいぃ!」
「ひーよ」
「んああああ!きもちいいよおっきもちいいよおっ!!!いっぱいれてるのぉっひあああっれてるぅぅぅ!!!」

弱いところを一気に責められて大声を出してイったシンデレラ。
腰を震わせながら僕の口内に大量に射精する。
僕はそれを残さないように全部飲み込んで、尿道口までほじくり返してからペニスから口を離した。

「いっぱい出たね」
「ばかっ」
「もっとしてほしいの?」

僕はシンデレラの腰をつかんで湯船に引き込むとアナルにペニスをつける。
まさかって顔をするシンデレラに微笑んで一気に挿入する。

「んああ!!やっやあん!お湯っお湯はいってるからあっ」
「ううっしめすぎっ!」
「らってぇっらめぇっああんっあん!動いちゃやらああ」
「ちょっと我慢っして!」

ぐるりと体制を反転して、シンデレラの手を床につける。
僕はシンデレラの腰をつかんで湯船が波立つのも構わずに腰を振る。

「んあ!あっああっあん!そこっそこやあっまたっまたでちゃっでちゃぅっ」
「たくさん出していいよ」
「ひっあっらめっらめえ!いっしょがいいんっ!まさとと一緒がいい!」
「ここで名前は反則でしょっ」

めったに名前なんて呼ばないシンデレラ。
こんなとこで呼ぶなんて僕のペニスも限界。

「んっふ・・・じゃあ一緒にイこ?」
「うあっあん!うんっうん!まさとっまさとぉ・・・!」
「んっぅっ翔の中に出していい?」
「うんっうん!かけるのなかにらしてぇっまさとのっちょうらい!」
「あっ、翔っんん!」
「んあああああっはあん!」

中に出し終わるとゆっくりペニスを抜いてシンデレラを抱きかかえる。
アナルからはお湯と僕の精液がポタポタと零れ落ちてくる。

「んっうぅ・・・のぼせた・・・」
「ごめんごめん」

ぬるめのシャワーをかけてあげながら身体を洗う。
全身泡まみれでお互いの身体を洗っていたら可愛い恋人がすり寄ってきた。

「雅人、ちゅーして」
「ははっ翔可愛い」
「ふ、んんっ」

深い深いキスをして、僕だけのシンデレラとココアより甘い甘いひととき。
ちらちらと降り始めた雪はのぼせた身体を冷やすにはちょうどよかった。



「あんなに声出して。近くの人には絶対聞こえちゃったね」
「う゛っ」
「でも可愛かったよ」
「変態!・・・あれ?僕の着替え・・・え、まさか!」
「どうせまた脱ぐじゃない」
「んあ!まっ待って!」
「夜は長いよ?」
「やああっ!もっ無理だってばあ!」




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