*おもらしとかのゆる〜いスカトロ描写有り。飛ばしてもそんなに問題は無い内容です。



【2021年 1月5日】


 あれからすぐ、兵部は自力でトイレに行けなくなった。

 いや、元々僕が付き添って手伝っていたのだが、最近は頭だけでなく、ついに足腰にもガタが来始めたようだ。どんなに急いでも便器にたどり着く前に漏らしてしまう。この前なんてベッドにおねしょしてくれたしな。
 で、無理な物は仕方がない、だからオムツを履かせよう、なんて提案してみたのだけれども、これをいやがるいやがる。
 勝手に脱ぐのはもちろん、汚した物をそのままあたりに放り投げたり、中に出した、ほら、アレだよアレ……茶色いやつ。奴め、あれを投げたり、果てには口にしようとしたりして、本当に面倒なのである。

 いやあ、思い返してみたら滅茶苦茶腹立つな! よく耐えたよ、僕! 自分で自分をほめてあげたい!

 まあ、こうやって思い返す事ができるって事は、解決した、というわけである。
 僕は苦肉の策で、尿瓶とおまるを用意した。彼は何かあればすぐ僕を呼びつけるから、その様子を即座に観察し、用便に窮している判断したらすぐに服を脱がせておまる、もしくは尿器を利用させる、というわけだ。

 いやあ、これで解決して本当によかった。脱がせやすいように検査着を身に着けさせることにも何とか成功したし。今はすーすーした感触が気に入っているようだが、それならばあそこまで抵抗しないでほしかった。せめて顔だけはひっかかないでほしかったなあ……

 あ、兵部が呼んでいる。これはトイレじゃないな、恐らく。
 でも行かないと。彼のおかげで僕は最近日記を満足に書くことすら出来ない。





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