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過激性体験談
本当にやった復讐9
もうやめろ。Kさんはそう言った。
わたしは不思議と冷静だった。どこか違う場所から自分を眺めてるような、
不思議な落ち着きがあった。
「やめない。でも、本当にごめんなさい。Kさんに心配ばかりかけて」
わたしは深々と頭を下げて謝った。
Kさんは舌打ちをしながら
「好きにしろ。でも、どうしようもなくなったら俺が面倒みてやるから、
いつでも連絡してこい」と言ってくれた。
彼が去ったあと、わたしは崩れ落ちるようにその場に座り込み、
声を上げて泣いた。
Tさんのもとへ2千万を持っていってから1ヵ月後、
A子の両親の会社は倒産した。興信所の調査によると、
A子は大学へ進学し、親の仕送りで、
わたしと同じ東京で悠々自適に生活してたらしい。
ブスな顔に流行の化粧をしたA子は、ひどく醜かった。
興信所の人に見せてもらった写真を見たとき、
わたしはA子に殴られたときのことを鮮明に思い出した。
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