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過激性体験談
本当にやった復讐10
高校を辞めてからは一度もA子に会ったことなかったです。
ボロボロになったあいつに自分の手で何かやってやろうかとも思ったけど、
正直、会うのが怖かったのもありました。
わたしも色々経験して、普通の女性よりは肝が座ってきたと思いますけど、
やっぱりトラウマになってるのかもしれません。
Kさんは交通事故で亡くなりました。
何ヶ月かKさんと連絡が取れない状態が続いて、Tさんにも何度も尋ねたんですが、
わたしが事実を知ったのは、彼が亡くなってから1ヶ月も過ぎてからでした。
Tさんはわたしのことを心配して秘密にしてくれてたようです。
Kさんは、Tさんがもっとも信頼している部下だったらしく、
自分に何かあったときは、わたしのことをよろしくお願いしますって、
酒を酌み交わすたびに言ってくれてたそうです。
現在Tさんとは年に23回しか連絡を取りませんが、
Kさんとの約束を守ってくれて、困ったことがあればいつでも頼ってこいと言ってくれています。
わたしも30半ばを過ぎ、自分の人生はほとんど終わったと思っています。
一番輝いていられる時期をA子への復讐に費やして、一番大事な人も失くしましたから。
本当なら今すぐにでもKさんのもとへ行きたいです。
でも、彼がわたしに残ししてくれた言葉を思い出すたびに、
こんな人生でも生きていくしかないんだと、自殺を踏みとどめています。
それが彼へのせめてもの償いだと思いますから。
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