その後 act 2
いつもどうりの隊服を着ていて……。
「オメーん所に、手紙をわざわざ送ってやったのに、どうやらその顔は、読んでねえな」
「て、手紙?!」
そんな物知らない。知ってたら、こんな想いしてるはずなんてない。
こんな想い……っ。
「はっ?! 何でおま――――っ」
あぁ……もぅ私のバカ……っ。
なんで、こいつの顔みただけで……泣けてくるアル――――。
すき……すき………。
好きすぎて……涙がとまらないアル――――。
憎たらしくて、毒舌で、いっつも言う事、聞いてくれなくて、でも優しいところもあって、たまに格好いい所があって、強くて、変な奴で……。
ふわ――――――――っ。
沖田の腕が、ぎゅって、神楽の体を包み込んだ。
「バカじゃねえの? お前」
ばかじゃ……ないも――――――っ
「好きだっつってんだろィ」
だって……だって……。
沖田の両手が、神楽の顔を包み込んだ。
嫌っ……っ、こんな、くしゃくしゃな顔、見せられないアル。
「かぐら」
止められない……。
「すき……お前が好きアル。好きすぎて、たまらないアル」
あぁ、もぅ、私ばかアル。
「ほんっと、オメーって馬鹿」
分かってるけど、そんなに言わなくても……っ、
言わなくて……っも……。
くしゃっ……。
一ヶ月ぶりに、唐突に落ちてきた、恋しくて、恋しくて、たまらなかった感触に、たまらず、シャツを掴んだ。
自分より、高い目線から、唇に、触れるために落とされたのは、愛おしくて、恋しかった温度。
柔らかいおうとつが、心地よくて、胸の中から、きゅんってはじけた。
「会いたかったアル、総悟」
そういったら、見たこともない様な貌を、見せてくれた。
「俺も」
聞こえた台詞が、信じられなくて、もう一回言って、そうシャツを引っ張った。
・・・・To Be Continued・・・・・
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